長い目次
前置き
こんにちは!クロムです!
8月上旬から約2ヶ月ぶりのブログ更新です!お待たせしてしまいました。
言い訳になりますが、それだけの期間、8月の21.0アプデからデュエル環境に変化がありませんでした。
過去のデュエルはかなり頻繁にアップデートされたモードだったので、常に新鮮な環境を楽しむ事ができるモードでした。ただ、この長期間の停滞は流石に毎日やろうというモチベに至れず、記事の更新やらが止まってしまいました。
しかし、21.3アップデートによって様々な動きがありました。
各クラスの連続クエストの活躍や【レジェンド】【ドラゴン】の復権、新しい【発見デッキ】の開発などこの1週間は面白い動きがありました。
その動きをこの記事にまとめています。
それでは、最初は21.2-21.3アップデートによる変更点の振り返りからです。どうぞ。
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デュエルDiscord
っと、その前に宣伝です。
デュエル情報が日々更新されているコミニティがあるとしたら入ってみたくないですか?そうです!デュエルDiscordサーバー ですね!
もし、デュエルで12勝した際は報告していただけると環境理解の一助となるので、非常に助かります!是非、Discordの参加と12勝報告をお願いします!
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筆者がデュエルメインで配信をしています!
夜20時~0時の間によくデュエル配信をしています!よければ見てやってください!デュエルを知るなら実戦を見るのが1番だと思います!
デュエルお宝一覧
お宝がゲーム内で全然見れないよ!どっかまとめたサイトはないの!?
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高画質で日本語画像が掲載されているので効果がわかりやすいですね!
報酬バケット調査報告
デュエルでは「報酬操作」が重要です。
報酬操作の概念は一度記事で説明したのでここでは取り上げませんが、わからない方は【デュエルで12勝するために心がけるべき3カ条】をご一読ください。
報酬操作を行うための一助となる報酬バケット調査を、中立を含めた全11クラス行いました。以下のリンクから是非御覧ください(記事にクラスごとのリンクがあります)。
21.2変更点(9/1)
9/1(水)21.2パッチが適用されました。詳しくは以下のパッチノートをご覧ください。
21.2パッチで変更されたのは以下の1点のみです。
①パッシブ1《中庸の極み》
→パッシブ2へ移動。
【影響】
最強のパッシブ1《中庸の極み》は姿を消しました。ただ、パッシブ2でも十分な性能を誇っています。筆者の配信に来たデュエル開発者Ates Bayrak氏に「何故《中庸の極み》を実装したのか?」と質問したところ「面白そうだったから」と返事が来ました。
oh……開いた口が塞がりませんでした。「私の書いた記事を読んで!」とは念押ししたので、それが伝わった結果だと思います。
このパッチでは、たった1箇所の変更だけで終わってしまったので環境を変えるほどの影響は与えませんでした。そのため、環境に飽きた筆者は21.3までの約2週間、バトルグラウンドをすることになります。
21.3変更点(9/22)
9/22(水)21.3パッチが適用されました。詳しくは以下のパッチノートをご覧ください。
21.3パッチで変更されたのは以下の3点です。
①パッシブ1《みんな一緒に!》
→パッシブ2へ移動。
②パッシブ2《戦力結集》《おっと、全部呪文!》《パーティの新メンバー》
→パッシブ2ウルトラレア(出現率数%)へ移動。出現率大幅低下。
③虚無に触れし従者が開始時デッキへの採用を禁止(ランダムプールでは続投)。
【影響】
第一に、最強だった【一緒結集】を狙うミニオン軸の雄叫び構成はほとんど否定されました。パッシブ2《闘争のトーテム》が依然として強力ですが《みんな一緒に!》とのシナジーが同時には取れなくなり《戦力結集》はUR化で事実上の出禁処置がされました。
第二に、雄叫び構成の影で《おっと、全部呪文!》さえ引ければ最強になれた呪文軸のデッキタイプも、UR化によって狙えなくなってしまいました。
第三に、先攻ゲーを助長していた《パーティの新メンバー》が咎められました。パッシブパワーが非常に高く、どんなデッキタイプでも提示されたらピックできたので、その汎用性に問題があったと思われます。
最後に、スペルイルシアの打点を簡単に倍化させる虚無に触れし従者が初期構築への採用禁止になりました。これによってスペルイルシアの圧倒的な打点は抑えられましたが、今でも強力な立ち位置です。
構築は禁止ですが「ランダムプール発見」や「報酬バケット」では出てきます。
余談ですが、デュエルには
①「初期デッキへの構築禁止」
②「カードバケット出現禁止」
③「発見/ランダムプール出現禁止」の3つの禁止処置が存在します。
虚無に触れし従者は①に該当します。
例えば、②③に該当するのは各種クエストなど。
①②③全てに該当するのは「十面相のマエストラ」や「ペン投げ野郎」です。
あくまで余談なので詳しくは説明しません。
21.3環境報告
筆者の独断と偏見とデュエルDiscordの実績とか諸々を踏まえた上でのTier表です。
【S】不在です。以前までとは違って圧倒的なヒーローはまだいません。
イルシアは非常に強力なデッキタイプが2つあります。
【ドラゴン】と【スペル】の2軸ともダイナミックでどうしようもない展開や打点を叩き出せるクラスです。TierSに最も近いクラスですが、前環境と比較してパワーが明らかに落ちたことや、明確な弱点(後述)が存在するのでA評価です。
とある統計では、10勝以上した回数は「49回」※9/23-9/29。
モザキは雄叫び構成に抑圧されていたヒーローだったので、活躍し始めました。ウェイゲートの開門を使った【旧クエスト】や、連続クエストを軸とした【ヒロパ型】【秘策型】と様々な形があります。ヒロパを強化する山火事が強化されたのも追い風です。
とある統計では、10勝以上した回数は「8回」※9/23-9/29。
ラトルゴアはヒロパ「特攻野郎」がやはり強力です。21.3で海賊カードが強化された勢いでより強力になった【海賊】と、ミニオンのコピーを召喚できる【急襲】【レジェンド】が全て実績を残しています。
とある統計では、10勝以上した回数は「29回」※9/23-9/29。
テュラリオンは序盤戦が強い【聖盾】が実績を出しています。雄叫び構成が少なくなったので環境が低速化しました。聖なる盾ミニオンの復活や、大型のミニオンを並べる展開が間に合うようになりました。
とある統計では、10勝以上した回数は「22回」※9/23-9/29。
オムは過去にも活躍した【トークン】【挑発断末魔】【連続クエスト】が強力です。環境の低速化の恩恵を受けたヒーロの一人で「トークン展開+全体バフ」といったトークン系デッキの展開と「マナ加速+ハンド補充+バースト」といった過去の【スペルオム】が強かった動きをクエストによる装甲によって安定してできるようになりました。
とある統計では、10勝以上した回数は「29回」※9/23-9/29。
スレイトは断末魔構成がモザキの台頭でかなり辛くなってしまいました。退化の矢・羊変身など非常に刺さるカードが環境いるのは論外です。そして雄叫びカードがそれなりに多かったため【一緒結集】構成が組めなくなってしまったのも痛手です。しかし、現在では新しい【発見デッキ】が強いとの噂も……。
とある統計では、10勝以上した回数は「7回」※9/23-9/29。
ステリーナはもっと強いだろうという期待を込めてB評価です。以前の《戦力結集》がBANされていた20.4-20.8環境では【レジェンドラトルゴア】と共に高勝率を叩き出してくれました(個人統計)。きっとこの環境でも《エメラルド・ゴーグル》《カドガーの占術用オーブ》で活躍してくれるでしょう。
とある統計では、10勝以上した回数は「7回」※9/23-9/29。
ウィローは21.3で没落したヒーローの一人です。雄叫び構成の否定で前環境最強の地位を不動のものにしていた【欠片】が《みんな一緒に!》も《戦力結集》も取れないとなると評価を下げざるお得ません。
とある統計では、10勝以上した回数は「6回」※9/23-9/29。
ファイアハートは21.3で没落したヒーローの一人です。雄叫び構成の最右翼たる【エレメンタル】【マーロック】が活躍できない以上【オーバーロード】が台頭し始めるかと思いきや、21.3ではシャーマンの連続クエストと飛び火にナーフが行われたため、デッキパワー自体が落ちました。その影響か、どのデッキもパっとしません。
とある統計では、10勝以上した回数は「8回」※9/23-9/29。
リリアンは21.3環境の敗者です。ミニオン軸、呪文軸ともに中途半端です。特に《おっと、全部呪文!》のUR化で環境から消えたことで、前環境唯一実績を残していた呪文ダメージによるバーンで敵を倒すデッキタイプも消えてしまいました。現環境、どのデッキタイプも実績を残せていません。
とある統計では、10勝以上した回数は「0回」※9/23-9/29。
総評
過去の雄叫び軸は一部を覗いて姿を消しました。
環境が低速化しました。
遅めのデッキが間に合うようになりました。
イルシア以外のスペル軸が復権しました。
【発見デッキ】が台頭し始めました。
リリアンはどうしようもないです。
各ヒーロー解説・デッキ紹介
ドラゴンイルシア
デッキコード
AAEBAa0GD+EEuQaNCPoOgrUCy+YC3swDlc0D/tEDi9UDpu8D5/ADyfkDsIoEqKAEAAA=
デュエル21.3環境1週目の集大成はドラゴンイルシア(ドラゴン親和力+竜骨の儀式)でした。
— chrome(クロム) (@chrome575) 2021年9月28日
1度目の配信終了後にプライドを捨てて《親和力》狙って回したらピックできてしまい、12連勝しました。
《みんな一緒に!》が消えた今、間違いなく最凶のパッシブ1です。拾えない場合は虚無です。 pic.twitter.com/JxFu7Rmj45
筆者が21.3環境で12勝を達成したドラゴンイルシア(ドラゴン親和力+竜骨の儀式)。
まず《ドラゴン親和力》が取れないと話にならない、非常にわかりやすいデッキです。
メリットは《ドラゴン親和力》が取れると高確率で7勝以上できます。報酬もドラゴンバケットのみ出現します。
デメリットは《ドラゴン親和力》が取れないとそのまま0勝まっしぐらです。
<コンニチハ !
そしてパッシブ2に移動した《みんな一緒に!》《闘争のトーテム》が取れるとなおよいです。「ドラゴニッド諜報員」を1マナにできる《エメラルド・ゴーグル》でも強いです。
筆者は《竜骨の儀式》でも12勝しましたが、明らかに雄叫びシナジーを取れたほうが強力でした。3ターン後に復活は遅すぎますし、低コストドラゴンを連打するデッキなので、相手の除去が豊富な場合、盤面が埋まって後続が出せない盤面事故が発生しました。
何故ドラゴンだけで染めないのか?というと数戦進んでいくと勝手にドラゴン率が高くなっていくからです。
ならば、わざわざドラゴンを入れずとも他の役割を持てる報酬から出ないミニオンを採用したほうが、小回りが効いて強いでしょう。
パッシブ2で目指すのは前述した雄叫びシナジーの2種なので、
低コストドラゴンを除去に変換する「空飛ぶほうき」
デッキ枚数が少ないほど強い「マンクリック」
スペル供給役の「ワンド職人」「パンダレンの輸入業者」
スペル対策の「ロウゼブ」「教団の新入会員」
連続クエスト対策の「ミュターヌス」などの優秀な中立雄叫びを採用できます。
おまけ
5月環境のドラゴン染めデッキ※これも親和力があれば強いとは思います。
AAEBAa0GD8UE4QS5Bo0IrbACqrICgrUCyccC28wD3cwD3swDrNQDsIoEtooEqKAEAAA=
スペルイルシア
デッキコード
AAEBAa0GD+UEp6wC0cEC2MEC/tED4t4DmesD1O0D9PEDiPcDo/cDrYoEhZ8Evp8Ey6AEAAA=
1か月くらいぶりに デュエルやったけどかてたー #DuelsHS pic.twitter.com/MVLY7Y95OZ
— いおりん (@iorin_1442) 2021年9月25日
いおりんさんが21.3環境で12勝を達成したスペルイルシア(聖なる啓示+暴露のオーブ)
虚無に触れし従者が構築禁止になったとはいえ、
①勝手に飛ぶヒロパの打点
②愛用のお宝『密言・虚無』の低コストかつ圧倒的な除去+ダメージ性能
③影の幻視・影の中にて栄えん・黄昏の影の欺瞞者といった低コスト呪文サーチ
④影の抱擁+瞬間回復+必死の祈りの大ダメージコンボ
ここに《ファイアシェイパー》《苦痛の杖》といったダメージパッシブも加われば、序盤のライフは一瞬で吹き飛ばせてしまいます。《聖なる啓示》で追加リソースを確保する動きも強力です。
序盤を超えたあと、後半の30-40点を削りきるのが難しくなるのが課題ですが、
28点呪文の〈イナゴだァーッ!!!〉や、理不尽7点の〈死者の書〉を幻視でコピーしたり〈大魔術師の杖〉でリソースを回復したり、ダメージを出す手段は豊富なのでかなり結果を出せます。
逆に言うと、キーカードを引けないとジリ貧になってしまうので注意が必要です。
ちなみに、デュエル界隈でも不思議に思われているのですが、
影の抱擁が構築可能で、オウケナイのソウルプリーストは構築禁止です。
レジェンドラトルゴア
デッキコード
AAEBAQcP+g7izAOT0AO63gPO3gOV5AOV7QOq7gOP7wPn8APV8QOoigSqigSLoASYoAQAAA==
Firestoneより高勝率デッキを掲載(大御所+伝説のディスク)。
1枚でミニオンが2体出てくるハースストーン、やりたくないですか?
《伝説のディスク》があればできます!
とにかく《伝説のディスク》一点狙いの構成です。16枚中13枚がレジェンドカードですね。やばいですね。
※パッシブ1は何でもいいです。レジェンドシナジーの《大御所》は弱いので。
論より証拠といいますので、レジェンドラトルゴアが活躍してきた筆者の勝率を見てみましょう
16戦128勝44敗・平均8勝・勝率74%。強いですね!
え?筆者は最新の21.3環境でレジェンドゴアを使ってないのかって?
3回狙いに行って、3回とも外しました😢
動物園ラトルゴア
デッキコード
AAECAQcP4swD3c0Dk9ADm9gDs94Dtd4Dut4DwN4Dwd4DxN4Dle0D1fEDqooEsIoEi6AEAAA=
Firestoneより高勝率デッキを掲載(謎めいた書物+中庸の極み)。
かつて、一斉を風靡した動物園ラトルゴアが帰ってきました。
急襲攻撃+特攻野郎での2回行動がどの環境でも強力です。
ロカラ、ランサック元帥などの攻撃時に発動する効果やロード・バロフを自壊させる動きが強力なのはもちろん、環境の低速化で深き淵の神ン=ゾスのようなハイバリューカードが活躍できるようのなりました。
【相性のいいパッシブ1】
【相性のいいパッシブ2】
※《特急便》の仕様変更※
パッシブ2《特急便》の仕様が21.3パッチで変更されました
20.8~21.2までは、ハンドバフを受けた状態のミニオンが特急便によってコピーされるとコピー体もハンドバフの数値だけ体力が上昇していましたが、強制的に体力1になるような変更になりました。
おそらく、以前までの状態がバグだったと思われます。
+3+3ハンドバフを受けた4/4の乗客は4/1のコピーが出ます。20.8~21.2まではコピーも4/4でした。
『トゲトゲの武器』+《特急便》+「チームの司令塔」がある状態で急襲ミニオンを出すとこうなります。
ハンドバフを受けていて分かりにくいですが
①6/5の「空翔けるトビウオ」はトゲトゲ効果で8/4になり、
②特急便効果で8/4のコピーが産まれたあと、トゲトゲ効果10/3になり、
③「最終的に体力を1にする」効果が適用されて10/1(体力1固定)になります。
チームの司令塔のコピー効果も同様ですが、これはダメージを受けている状態なので、ウォリアークラス特有のダメージを受けている状態を参照するカードの効果を受けられますし、体力5まで回復可能です。
特急便、チームの司令塔ともに体力2以上の急襲ミニオンはトゲトゲのコピーも死なないようになっています。
20.8~21.2までの過去の「ハンドバフを保持したままコピーが生まれる」挙動はこちら「Hearth Tech#193」の1:53~見ることができます。
おまけ:トゲトゲの武器(愛用のお宝)
海賊ラトルゴア
デッキコード
AAEBAQcPyAPuBuUHgrACiLACtd4D/ucDkugDju8DlfYDmPYDz/sDpooEraAEr6AEAAA=
Shangrilaさんが21.3環境で12勝を達成した海賊ラトルゴア(小袋+闘争のトーテム) 。
まだまだ強い《闘争のトーテム》を狙った雄叫び構成です。中立カードも多いので《中庸の極み》なども強力です。
連続クエストカウントを進めて、報酬のロカラ船長までたどり着けば、ジャガーノートから出てくる武器と4点打点と海賊召喚でバリュー勝負でも勝ちにいけます。
特に21.3では、↓の海賊3枚が強化されたことでデッキパワーが純粋に上がりました。
(イカリ係はリストに入ってませんが。これも理由あってのことです)
強いて弱点を言うなら、報酬で海賊を都合よく引けないことです。
では、報酬操作して海賊だけを報酬で出す初期リストをつくればいいのでは?と思うかもしれませんが、現状では不可能です。そのようなリストができればいいですね。
本来は剣食い男は入れたくないくらいです。デュエル単体最強と名高いロード・バロフを入れていない理由も同じです。
報酬操作が不可能な理由は、説明が面倒なので省きます。
報酬バケット調査~ラトルゴア/ウォリアー編~【ver21.0】を眺めたらその理由がわかるかもしれません。
……脱線しましたが、報酬で海賊を都合よく引けないのでデッキの海賊の純度が下がります。当然、デュエル後半ではクエスト進行が遅れていきます。このデッキは、できれば6-7ターン目にはロカラ船長を置いて8-9ターン目には勝ちたいテンポデッキです。海賊がハンドに来ないと達成が1-2ターン遅れてしまい、本来意図したテンポを取れない弱いターンを迎えてしまいます。
そこをクリアすれば、21.3で強化された海賊パワーを発揮できると思います。
聖盾テュラリオン
デッキコード
AAEBAZ8FD/oBmQLdCu3SAsrRA8fhA/vjA6L4A5X5A6iKBJyfBO2fBMmgBNagBN2gBAAA
Firestoneより高勝率デッキを掲載(クリスタルジェム+報復の武装)。
序盤をRGS(ロイヤル・グレートソード)の18点パンチで粉砕し、
後半は除去しづらい聖なる盾ミニオンや大型のミニオンを展開してミニオンのパワーで勝ちにいくデッキです。
【相性のいいパッシブ1】
【相性のいいパッシブ2】
このデッキは昔からありましたが、聖なる盾シナジーが「風集うストームウィンド」や「コボルトと秘宝の迷宮」でも追加されたことでより強力なデッキになっています。
何よりも大きいのは環境が低速化したことで、大型展開+復活のような動きが間に合うようになったことですね。
連続クエスト(秘策型)モザキ
デッキコード
AAEBAf0ED+0ElgWYxAKP0wLHzgP30QOF5APU6gPQ7AOu9wOy9wPo9wP0/AP8ngT9ngQAAA==
ぽるすさんが21.3環境で12勝を達成した連続クエストモザキ(秘策型)(ファイアシェイパー+みんな一緒に!)
秘策シナジーの【エニグマ】バケットを選択して大量の秘策シナジーカードを抱えつつ、1マナで秘策を回収して連続クエストを達成しながらテンポを取っていくデッキです。
ある統計での実績は少ないですが、デュエルDiscordの実績やTwitter等の報告、筆者の体感の上位遭遇頻度などを含めると非常に有望株です。
まだ研究が進んでいないだけだと思われます。
【相性のいいパッシブ1】
【相性のいいパッシブ2】
連続クエスト(ヒロパ型)モザキ
AAEBAf0ED5YFmMQCx84Dzc4D99ED0OwD0+wD1uwDp/cDrvcDsvcD6PcD5JUE/J4EoKMEAAA=
クロム大先生@chrome575 、旧クエストモザキに続き新クエストモザキで新環境12勝しました!
— ハリウッド小林@ユナイトとDQWとHSと鉄拳 (@hollywoodkobac) 2021年9月23日
パッシブは①ファイアセイバー、②炎の波
炎の波が強すぎてミニオン並べる系は余裕で完封可能。
精神首綱のイルシアにも速度で勝てました。
唯一の一敗はドラゴン親和力+中庸のチートイルシア pic.twitter.com/cus82TVCFU
ハリウッド小林さんが21.3環境で12勝を達成した連続クエストモザキ(ヒロパ型)(ファイアシェイパー+炎の波) 。
コストが1コストに強化された山火事を用いたヒロパ型の連続クエストデッキです。
さて、
呪文を多用するモザキデッキに共通して言えるのですが、
パッシブ2《炎の波》が対ミニオンに強すぎます。
《炎の波》は7/2の20.8パッチで強化されました。当時は風集うストームウィンドの解禁1ヶ月前だったので、強化前も強化後も特に見向きもされませんでした。
この記事で「雑魚Part3」とか言ってるバカは誰でしょうか。筆者です。当時は小回りの効く火炎呪文がなかったので。
筆者はラトルゴアで《炎の波》を持っているモザキに2回も当たってしまい、本当にどうしようもなく、2回ともボコボコにされて負けました。
適当に火炎呪文撃って除去しているあいだにクエスト進行して、達成報酬の秘術師ドーングラスプを置かれるともうゲームエンドです。火付け+一夜漬けでこの世の終わりです。
この効果は威力を調節できる1/3死者の書です。3回火炎呪文を打てばほぼ死者の書です。どうしようもありません。
筆者が統計データよりもモザキを推してA評価している理由はこれです。
《戦力結集》が消えた今、デュエリストは新たな戦力結集級のパッシブを探しています。モザキは専用と言っても良い(一応ファイアハートでも出る)この最強のパッシブが拾えるのです。何なら初期リストに火炎呪文をもっと多く入れてもいいと思います。
事実、デュエルDiscordでは《炎の波》を用いた12勝報告が複数件上がっています。
序盤を乗り越えるのがしんどいですが、パッシブ2までたどり着けば爆発力が期待できるでしょう。
連続クエスト(世界樹の小枝型)オム
デッキコード
AAEBAZICD0DBBLcGxAaaCJvoAo/OA4ngA4rgA6LhA9HhA4rtA6P2A7igBLmgBAAA
はりけんぴーさんが21.2環境で12勝を達成した連続クエストオム(ファイアシェイパー+おっと、全部呪文!)
通称:枝型クエストオム。かつてのスペルオムが強くなって帰ってきました。
連続クエストの達成のしやすさですが、オムのヒロパは攻撃力+2か呪文ダメージ+2を選択できるため、非常に達成しやすいです。かつてのスペルオムも、序盤はヒロパで攻撃力を+2をしぶしぶ選んでいましたが、クエスト進行のために積極的に選べるようになりました。
そして、スペルオムの最大の弱点「顔を削られやすい」という問題を、連続クエスト報酬の装甲が解決しました。5+5+8=18装甲!
さらには、スペルオムはリーサルを取る重要なコンボが多いです。
視覚的にわかりやすいかなと思い、こんな画像を用意しました。
これらのコンボがゲームエンド級に強力です。
ここに世界樹の小枝+智慧の宝珠、または森版の洞察(マナクリスタル満タン)を加えるとマナを湯水の如く使える最強のコンボターンを迎えられます。このターンまでに沢山ハンドを抱えて持っておきたいですね。
コンボの共通点は日蝕が絡んでいることです。スペル軸では日蝕が非常に重要なので、報酬から「バランス」バケットを狙うのはもちろん、エルーンに選ばれし者キリなどを採用するのもありだと思います。キリ採用はなぁという方は↓の人のように、報酬から4-5枚日蝕を引いてください。
※注意・絶対読んでください※
連続クエストカウントが武器を装備したターン、または武器を付け替えたターンで進まないバグが報告されています。
主に「世界樹の小枝+智慧の宝珠」コンボ中に発生します。
武器装備前にクエスト進行分の攻撃力バフをするなど、対策を行ってください。
連続クエスト中、武器は装備したターンのみ武器の攻撃力分カウントが進みます。次のターン以降、武器の攻撃力がヒーローに付与されますが、そのときはカウントは進みません。
予想ですが、武器装備タイミング以降、呪文などで攻撃力が増えても「武器の攻撃力」としてカウントされてクエスト進行がストップすると思われます。
トークンオム
デッキコード
AAEBAZICD+YF9Q2JtAKbzgO50gOm4QOM5AOt7APs9QOB9wOE9wPXnwTZnwS1oATRoAQAAA==
Firestoneより高勝率デッキを掲載(クリスタルジェム+貪欲な利得)
トークンオムはずっと強力ですが、特に以下の点が最近目立ってきています。
①環境低速化に伴って、相手の展開・除去が間に合わない。
②全体バフ、展開札が豊富で強力。
③報酬の質が良い。
④パッシブの受けが広い。↓パッシブ2ならこの辺り。
とにかくヒロパが強力です。そして、風集うストームウィンドのカード群がトークン系にシナジーするカードが多くて強化されました。
今までは【一緒結集】のような爆発力のあるデッキに対抗できませんでしたが、それらが消えて低速化したことでいぶし銀のパワーを発揮できる様になりました。
パッシブ1も呪文系やマナ加速できる《クリスタルジェム》が取りやすく、パッシブ2では断末魔シナジーやトークンを生成する《若木繁る》やトークンを+2+2する《貪欲な利得》も取りやすいのでパッシブで事故ることが少ないです。
デッキの入れ替え候補として、コボルトカードの枝分かれの道やヒロパの対象にしやすい0コストミニオンなどが挙げられます。
挑発断末魔オム
デッキコード
AAEBAZICD4m0ApvCApLNA4rSA6bhA4vkA4zkA7XsA7nsA4rtA+HuA4j0A6iKBNGgBNagBAAA
Firestoneより高勝率デッキを掲載(小袋+死霊のトーテム)。
挑発が多いのでパッシブ1《防衛戦》パッシブ2《耐久訓練》を取りやすいです。
当然、断末魔も多いため断末魔シナジーのパッシブも強力です。
基本的なプランは《耐久訓練》で圧倒的なテンポを築くか、
《死霊のトーテム》か《ミイラの魔法》の断末魔構成でテンポをつくって、全体バフで殴り勝つか「灰枝」の無限復活コンボで永続的な盤面をつくるかです。
異端ステリーナ
デッキコード
AAEBAea5Aw/gvAPUyAP8yAPyyQPW0QPL3QPZ3gPz4wPC8QOJ9wODnwS2nwSzoAS0oATsoAQAAA==
Firestoneより高勝率デッキを掲載(ファイアシェイパー+驚異の書)
「フェル連射」を入れるのは報酬操作的にはよろしくないのですが、他に実績デッキがないので仕方なく紹介しています。
筆者はまだ握れていないのですが、異端ステリーナの顔面プランは現環境は挑発やらトークンの盤面を返しきれなくて、向かい風な印象です。
しかしながら、何度も紹介したようにパッシブ2《エメラルド・ゴーグル》《カドガーの占術用オーブ》が取れたときの爆発力は凄まじいので、まだやれるのではないのかなと信じています。
軍団ステリーナ
デッキコード
AAEBAea5Aw+xCPUNi7oDibwDgtAD1tEDvtIDyNIDhNYDyt0Dy90Ds94DoO4DgJ8E1p8EAAA=
Firestoneより高勝率デッキを掲載(火花ポーション+貪欲な利得)
軍団ステリーナは19.6環境では最強でしたが、お宝の調整やパッシブシステム変更を経て、21.0以降はあまり活躍できる環境ではありませんでした。
基本的な動き方は過去に書いた記事↓をご参照ください。
最近では、トークン生成デッキはパッシブ2《貪欲な利得》と非常に相性がいいです。ヒロパが3/3急襲を生成する鬼のように強力なヒロパになります。
しかし、それ以外の受けがあまりありません。以前はパッシブ2の《共食い》が《リサイクリング》と組み合わせて強かったのですが、パッとしない効果なので現環境では取る価値があまりありません。
発見スレイト
デッキコード
AAEBAR8PgrUCm8ICnssDos4D8uEDj+QDlugD6ukDnuoD8OwDlO8DzfIDw/kDyfkDqZ8EAAA=
いつの間にか高勝率を叩き出していた発見スレイト(所有権の主張+みんな一緒に!)
このデッキは【ドラゴンイルシア】と似ていて、パッシブ1で《所有権の主張》が拾えなかった場合、敗走決定です。
《所有権の主張》が強力な点は全ての「発見する」と書かれたカードが「野生の力」を内蔵した全体+1+1バフカードになるところです。
「囚われの女魔術師」「ネザースパイトの歴史家」など、一切のシナジーをかなぐり捨てて低コストの「発見」と書かれたミニオンや呪文を採用してとにかく全体バフをしまくるデッキです。
ハンターはクラスカードに「発見」カードが比較的多いので、報酬からもよく発見カードを入手できるのが長所です。
《所有権の主張》だけに頼りたくない!という方は↓のデッキがおすすめです。
断末魔+発見スレイト
デッキコード
AAEBAR8Pq8ICnssDtM4D8uEDlugD9egD6ukDnuoD8OwD9PYDw/kDyfkDh/0DqZ8E0aAEAAA=
Firestoneより高勝率デッキを掲載(所有権の主張+みんな一緒に!)
過去の断末魔デッキ+《所有権の主張》によるバフを狙ったデッキです。今まで狙っていた《みんな一緒に!》の枠を《所有権の主張》に変更した形ですね。
あくまで断末魔で戦いたい人向けです。
発見ウィロー
デッキコード
AAEBAf0GD9SzAoK1Ary2ApvCAobEApTHAtfOA9HRA9XRA+zRA5boA5TvA83yA8P5A8n5AwAA
Following the strange decks' streak, here you are a 12 wins with Stacking A Claim Warlock 🔮
— Persia (@HSPersia) 2021年9月27日
The deck feels oppressive and obnoxious but needs to hit Stacking A Claim, otherwise you are dead (especially since Rally is now Ultra Rare). pic.twitter.com/c5TrHwVsGs
Persia氏が21.3環境で12勝を達成した発見ウィロー(所有権の主張+みんな一緒に!)。
まさか「原始フィンの見張り番」まで投入するようになった発見デッキ。シナジーをかなぐり捨ててとにかく低コスト発見カードを入れるのは執念を感じます。
これを見るとハンターは発見カードが多いクラスだとわかりますね。
実質3/4/3で全体バフまで付いてるのが強い……のか?
紹介はしましたが、筆者はまだ試せていません。
進化ファイアハート
デッキコード
AAEBAaoID/qqAvuqAvWsAtvTAvvTAt/pApzOA9zbA6neA4jkA+PuA9b1A8H2A+P2A/2fBAAA
Firestoneより高勝率デッキを掲載(ローニンの占術用オーブ+カドガーの占術用オーブ)。
驚くべきことに、21.3環境で進化ファイアハートが11勝を達成しています。
主に《カドガーの占術用オーブ》+不安定な進化の無限進化コンボが勝因とは思います。いや、まさか、それを狙って間に合うようなデッキが開発されるとは思いませんでした。
そもそも「コボルトと秘宝の迷宮」がプールに加わった際に、無限進化コンボは考案されていましたが「不安定な進化」は報酬から出現禁止(発見は可能)にされているため、初期デッキに入れるか発見で見つけるしか方法はありませんでした。
そして、都合よく《カドガーの占術用オーブ》引くことを狙う呪文構成よりも【エレメンタル】や【マーロック】の雄叫び構成のほうが圧倒的に強力でした。
21.3は、このようなネタに思えるようなデッキが活躍できる環境なので面白いです。
え、でもこれどうやって序盤勝つんだろう?
オーバーロードファイアハート
デッキコード
AAEBAaoID7IG4Ab3qgKczgOo3gOK5APq5wP67APB9gPC9gPk9gPwhQT6nwT9nwT+nwQAAA==
21.3環境、初12勝はオバロファイアハート(災厄の使者+貪欲な利欲)でした。
— chrome(クロム) (@chrome575) 2021年9月23日
このデッキ自体はパワーは高くないですが、ヒロパと《災厄の使者》が噛み合いすぎたこと、ケルデラーで打点が確保できたことが勝因です。何気に《貪欲な利得》が強かったです。再現性は非常に低いです。#DuelsHS pic.twitter.com/6pulwPJHO0
筆者が21.3環境で12勝を達成したオバロファイアハート(災厄の使者+貪欲な利得)。
一応、筆者が実績を出したデッキですが……オススメできません。
勝因はヒロパ「嵐の捕獲者」+《災厄の使者》のデメリットを無視した呪文コスト削減、ケルデラーパワーによるものなので非常に安定しません。再現性はおそらく皆無です。「オバロ無視のときは《災厄の使者》は毎回取れるよ!」という報告をお待ちしています。
21.3でシャーマンの連続クエストがナーフされたこともあって「嵐を呼ぶブルカン」を出せた試合は1試合しかありませんでした。
回ったときは非常に楽しいですがデッキパワー自体は弱いと思います。
あとがき・宣伝
1万4千字?長いよこの人の記事。
最近「おじさん構文」は自分で書いた文章に自分でつっこむのがセオリーと聞きました。もう、おじさんです。怖いですね。あと頻繁に汗もかくようです😥
はい。
眺めているだけでもデュエル環境の変遷がつかめるように書いてみましたが、どうだったでしょうか。唯一解説で触れていないクラスがありますが、そのクラスの実績デッキがないので本当に触れようがありません。皆様、リリアンへの応援をよろしくお願いします。
最近では、ahirunさんが開設したHS日本コミュニティDiscordサーバーでもデュエルのチャンネルがあります。参加してみると新たな発見とかがあって面白いですよ。
偶に筆者も出没するので交流したいですね。
マーセナリーズの宣伝
約2週間後の10/13(水)にハースストーンの新モード【マーセナリーズ】が解禁されます。
情報交換、交流、その他関連知識の集積を目的としたマーセナリーズ専用のDiscordサーバーをつくりました。
マーセナリーズって面白いの?どんなシステムなのかな?どんな新モードなの?この敵が倒せなくて困った!などといろいろとお悩みかもしれません。きっとこのサーバーで解決すると思います。
逆に、こんな構成が強い!こんなボスがいたよ!というマーセナリーズをプレイしたお役立ち情報などをお寄せ頂くと幸いです!
是非ご参加ください!
さいごに
謝辞を。
いつも配信に来てくださる方々、デュエルDiscordで情報提供してくださる方々、本当にありがとうございます。
みなさんとの交流に支えられてこの記事もつくられています。ありがとうございます。これからもお世話になります。
あと、遅れてすみません。9/30(木)予定だったんですが、2日ずれ込みました。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
皆様のデュエルへのハードルを下げられたら幸いです!
次はマーセナリーズの記事か、1年の集大成とするデュエル記事になると思います。
是非、筆者Twitterのフォローもお願いします↓!