アプデ内容目次
前置き
こんにちは!クロムです!
11/3(水)に2021年第2拡張 風集うストームウィンドのミニセット、鉱山「デッドマイン」を舞台にした35枚のカード群が解禁されると発表されました。
HSの元となった大型MMO「WoW」では、大雑把に「ホード陣営」と「アライアンス陣営」に分かれてキャラクターを作成します。
ホード側を選択したプレイヤーは、初めに荒ぶる大地の強者たちのミニセットの舞台「慟哭の洞窟」へダンジョン攻略に向かいます。
アライアンス側を選択したプレイヤーは、初めに風集うストームウィンドのミニセットの舞台「デッドマイン」へダンジョン攻略に向かいます。
対比になっていますね!第3拡張がどうなるのか楽しみです!あの有名なレジェンドミニオン「エドウィン・ヴァンクリーフ」がリメイクされるとか!?
それはそうと、ミニセット追加が1ヶ月遅かったですね!
いつもの更新ペースなら8~12月までの4ヶ月の拡張シーズンの中間、10月上旬にはミニセットが追加されてもおかしくなったです。ただ、マーセナリーズのリリースと時期が被った影響か、第3拡張リリース(いつもは11月下旬~12月上旬)まであと1ヶ月しかない11/3(水)ということに!第2拡張は前半3ヶ月・後半1ヶ月の歪な環境ですね。
はい。ハースストーンの世間話はこのくらいで。
デュエルに大幅なアップデートが舞い込みました!朝6時に読んだのですが、寝起きのまどろみもぶっ飛びました。
有形・無形問わず更新内容がめっちゃ多いです!
では、早速見ていきましょう‼ 今回は宣伝も飛ばします。
21.6アップデート内容
詳しくはこちらのパッチノート御覧ください。
第1のアプデ「強制退出・初実装」
闘技場には「強制退出」と「無料チケットの補填」というシステムがあります。
簡単に説明すると闘技場で出てくるカードは一定期間でローテーションするため、そのローテーション前のデッキと後のデッキを戦わせないために、一旦全員の進行状況(0勝~11勝)を無視してシステムが挑戦を強制退出させます。挑戦の途中だった場合、報酬+入場料150Gと同じ価値の「無料チケット」が配られます。
つまり150Gを払って、1パック以上の報酬+150Gがもらえる超お得なシステムです。
かつてのデュエル環境の変遷には一度もこの「強制退出」が行われませんでした。
しかし、21.6ではヒロイックデュエルでも「強制退出」が行われます!
デュエルに一切興味がないそこのあなたも入るだけでパックがもらえるイベントです。なんでも良いのでヒロイックデュエルに入場しましょう。
よくデュエルをプレイする人々からすると、所謂「化石デッキ」の相手をせずに済むようになるのが非常に嬉しいですね。
第2のアプデ「ヒロパ・愛用の全開放」
「デュエル最大の問題は何だ?」と問われた際に筆者は脊髄反射で「参入障壁の高さ」だと答えるでしょう。
その高くて何重にもある壁の1枚が、21.6アプデで取り払われました。
それは「ヒロパ・愛用の解放条件」です。
第一ヒロパ:初期から解放
第二ヒロパ:ダークムーンフェアのエピック5枚
第三ヒロパ:スクロマンスの該当クラスレジェ1枚
第一愛用:初期から解放
第二愛用:ダークムーンフェア 90枚(レアリティ不問)
第三愛用:スクロマンスのエピック 15枚
第四愛用:ダークムーンフェア 125枚(レアリティ不問)
第五愛用:ダークムーンフェアのレジェンド 12枚
第六愛用:ダークムーンフェア 150枚(レアリティ不問)
↑これが全てなくなります↑
ただ、まだハードルは高いです。そもそもワイルド資産を必要とするデッキを組めないという問題があります。約1年筆者は「新規が入りやすいようにして」と言い続けてきましたが、その一部が叶った結果です。
Thank you, Bayrak!(デュエル開発者)
まだまだハードルは高いけど!頑張ってよね‼
※ディアブロは開放の条件があります。
第3のアプデ「ディアブロ登場」
ハロウェンドがやって来た!
というニュースでディアブロがデュアルクラスヒーロー(ウォーロック+ウォリアー)として登場することが予告されていました。そのヒロパや愛用のお宝の詳細がこのパッチで明らかになりました。では見ていきましょう。
ディアブロ・ヒロパ(1~3)
究極の悪の力
自分に3ダメージを与えた後、攻撃力3と装甲3を獲得する。
※最初から開放されています。
★★☆☆☆(弱い)
使いづらいです。3コスト払って得られるのが3点自傷カウントと3点ダメージだけなので、おそらく飾りになるでしょう。3コスト余る状況が検討もつきません。
マナレシオが真っ当なヒロパを使って戦って行けるほどデュエルは甘くありません。
0コストでインプ召喚や強制攻撃させたり、2コストでもやりたい放題しているヒーローばかりです。せっかく3コストならもっと使いたく理由が欲しいですね。
「では、ヒロパのコストを減らしたら?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ツアーガイドは暴れすぎたので、今年3月に構築禁止処分になっていて採用できません。給水係はそもそもカードプールに存在しない「天下一ヴドゥ祭」のカードなので構築できません。
ウォーロックの連続クエスト悪魔の種とのシナジーを狙う人もいるかも知れませんが、おそらく間に合いません。というか、序盤はライフ20-30なのに自分で削っている場合ではないんですよ。
最初にこのヒロパで数戦やらされるのはかなりしんどいですね。
さっさと第二ヒロパ悪魔化を開放したいところです。
悪魔化
ランダムなカード1枚を破棄する。それと同コストのランダムな悪魔1体を自分の手札に追加する。その悪魔のコストは(2)減る。
※ディアブロで、攻撃力8以上のミニオンを25体召喚すると開放。
★★★☆☆(?)
未知数です。おそらく3ヒロパ中、最も実用性が高いヒロパですが、どこまで信用できるのかがわかりません。
1ターン目に2コストのクラッチマザー・ザヴァスを落として2コストの悪魔を0コストで出したり、コイン+ヒロパで3コスト悪魔を1コストで出したりするZoo的なムーブが考えられます。ただ、それが既存のデッキ群に対抗できるほど強力かと言われると、謎です。未知数です。
銀食器ゴーレム、ボーンウェブの卵といった破棄シナジーを活用できる素養はありますが、ウィローのハンドを3枚選んで捨てる+ドローと比べるとどちらが強いか微妙です。ドローのほうが強そう?
しかもこれらの破棄シナジーはワイルドカードがてんこ盛りです。
新規デュエリストがディアボロを使いたいからこれらをクラフトできるとは思えません。うーん、別の意味で使いづらい。
能力の順番的に3番目に開放されそうな気がします。
ドゥームチャージ
自分のデッキからミニオンを1体発見する。そのコピーを1体召喚し、ランダムな敵1体を攻撃させる。その後、召喚されたミニオンは死ぬ。
※ディアブロで、装甲を66獲得すると開放。
★★☆☆☆(弱い)
ビッグミニオン系デッキは間に合いません。
デュエルの歴史が証明しています。ただ、書いてあることは非常に強力です。
毎ターンマキシマ・ブラステンハイマーに似た能力を使用できて、疫病始祖ドレイクやラトルゴアのような強力な断末魔ミニオンを発見できればヒロパを押すだけで盤面が強力になるでしょう。
断言しますが、そこまで絶対に耐えられません。
何故間に合わないのでしょうか。デュエルは大抵、最初からマナを踏み倒すのが前提の構築が多く、環境は常にマナコスト以上の効果を得られるパッシブを狙いに行くからです。
「では、ヒロパのコストを減らしたら?」と思うのは当然です。ただ、上記の理由でツアーガイドも給水係も採用できません。6コストものヒロパを0コストで使いたいですが諦めましょう。
能力的に第1ヒロパを使っていると開放できます。「悪魔化」より先に開放されそう。
【ヒロパ総評】
……残念です。もう少し戦えるヒーローかと思って期待していましたが、劣化ラトルゴア・劣化ウィローになりそうな気配がします。
ディアブロ・愛用のお宝(第5愛用まで)
第一愛用:恐怖の爪
★★★★★(とても強い)
とても強力です。「対戦開始時に引く」がド安定過ぎます。
1-3試合目の序盤のダメージソースを安定させる動きが優れています。6ターン目に18点武器を構えられるのはかなり絶望的です。
3way攻撃はおまけですが、敵に盤面を固められたときの範囲除去としても優れているので、ミニオン除去が苦手な相手だと自分のミニオンが殴れて楽できそうです。
ブラッドセイルの甲板員やアップグレード、ドラゴン鍛冶、斧刀講などの武器サポートも充実しているので、実際には6コスト以下で使用できると思います。
そして新しくなった《戦場稼ぎ》《グロマッシュの腕当て》の効果も得られるとより強力です。ん?アルネス?ヴァラニル出せばいいでしょ
もしディアブロが頻繁に環境に出てくるようなら、暴蝕ウーズ・クサリヘビなんかの武器メタカードの採用も十分考えられます。《戦場稼ぎ》を持たれてるとあまり意味ないですが……。
第二愛用:ファイアストンプ
★★★☆☆(?)
密言・虚無の非常に強力なカウンターカードです。
相手限定の3点AOEで破壊すれば1体につき2点回復します。それ以外は別にどうってことはないと思います。手軽に飛ばせるAOE3点が弱いわけないですが、打てば終わるようなフィニッシャー性能はありません。
火炎呪文なので目立ったシナジーはありません。メイジなら違いましたが……。まさか、あまり想像したくないですが《炎の波》が取れる布石でしょうか?
第三愛用:アポカリプス
ディアブロで、キャラクターを150体破壊すると開放(難易度:低)。
★★☆☆☆(弱い)
8マナって。
愛用のお宝に求めているのは序盤戦の安定感とフィニッシュ能力です。
使われないと思いますが、フィニッシャーとしての性能はかなり高いです。敵が顔まで含めて「モアーグの加工師」の影響下になるようなものです。
検証してみたいのは《ダブルタイム》などで2回発動した場合、相手は4倍ダメージを食らうのか?ということでしょうか。
第四愛用:ソウルストーンの罠
ディアブロで、武器を30回手札から使用すると開放(難易度:低)。
★★★★☆(強い)
影呪文です(重要)。タムシン・ロームと一緒に使うとかなり楽しいです。
おそらく永続効果ではないはずです。永続的な攻撃力付与だった場合キレます。
どうしても密言・虚無と比べてしまいますが、召喚したターンから打点を出し続けるミニオンを召喚する密言・虚無ほどの持続性、処理の強要ができないので、強いですが必ず採用できるほどの強さはありません。
新しくなった《不気味な石》とのシナジーはありますが、相手依存なのであまり使いたくないですね。
第五愛用:炎の角
ディアブロで、影/火炎呪文を100回手札から使用すると開放(難易度:高)。
★★☆☆☆(弱い)
現在のデュエルでの火炎呪文プールは34種類・影呪文は78種類あります。
まさか、ディアブロは《炎の波》が取れるのでしょうか?火炎呪文を供給する装備があるのなら《炎の波》は大活躍しますが……うーんまさか?
【愛用総評】
愛用の多くは強力です。あと、まさかの《火炎呪文》推しです。
第六愛用は、今後追加される予定だそうです。おそらく「対戦するごとに成長するシリーズ」だとは思います。
おまけ。
※ついでとばかりに発動式プール2(4戦後取れる報酬)に
ブラックソウルストーン が加わりました。
これはディアブロ以外のヒーローが獲得できます。
☆☆☆☆☆(取る価値なし)
6マナ払って何もしません。以上です。
ハズレが増えたのでちょっと選択肢狭くなって相対的にディアブロ以外が弱体化?
第4のアプデ「パッシブリメイク」
登録抹消4種類!プール移動8種類!
そして!実に25種類ものパッシブがリメイク(ナーフ+強化)されました!!
多い!評価はしますが、短めです。
登録抹消
パッシブ1から《小袋》《ローニンの戦術用オーブ》《散らばった撒菱》
パッシブ2から《撒菱》が登録抹消。
バイバイ《撒菱》!二度と人里に出てくるなよ!
プール移動
①パッシブ2《驚異の書》《共食い》《飢え》《底なし沼に浮かぶもの》《みんな一緒に!》がプール2からプール1に移動。
※《底なし沼に浮かぶもの》《みんな一緒に!》はナーフ済み。
②パッシブ2ウルトラレア《活力のエリクサー》《おっと、全部呪文!》《戦力結集》がプール2ウルトラレアからプール2に移動。
※パッチノートに記載のある《中庸の極み》は実際にはウルトラレア化されていないため、パッチノートの記載ミス。元からパッシブ2。
リメイクパッシブ1
《小袋》→《ベルトポーチ》
★★★☆☆
変更点:2ドローになった。
筆者の要望が叶ったPart1です。
この一年以上「《小袋》は元に戻せ」と言ってきたかいがありました。
Thank you, Bayrak.
※元々ダンジョンでは《ベルトポーチ》という名前の2ドロー効果でした。
めちゃくちゃ面倒くさいのですが、
パッシブ1《小袋》は抹消されて、新たなパッシブ1《ベルトポーチ》が帰ってきたという扱いです。
そのため、パッチノートには《小袋》→《ベルトポーチ》という変化は書いていません。
《永遠変化のエリクサー》
★★★★★OP
変更点:コスト2進化になった。
流石に強いのでは?強すぎでは?
割とやばいよりです。先行1ターン目にミニオン置かれたら「クエスト貼ってる場合じゃねぇ」ってパンダも飛び起きます。
や、やばい。語彙力がなくなるくらいやばい……。1ターン目に銀食器ゴーレム置かれたら絶望するしかないのでは?
《戦場稼ぎ》
★★★★☆
変更点:ランダム武器に攻撃力+1するようになった
やはり、職業ツールやレジェンド武器に攻撃力0の武器が多すぎたことが大きいでしょう。破壊手段が増えてよかったです。
今の所、デュエルプールで変身する可能性のある攻撃力0の武器は全12種類。1~6コストで全て存在しています。
獅子奮刃・トゲトゲの車輪は良いとしても、他は基本的に自力で攻撃力を獲得できないので、この+1できる処置は単純火力も上がるし、振れない武器も振れるようになったので使いやすくなったでしょう。
勝てなくば糧
★★★☆☆
変更点:体力が減らなくなった。
パッシブ2《飢え》がパッシブ1になった影響でしょう。リスクが減りました。
悪魔デッキに追い風でしょうか?
《ドラゴンブラッド》
★☆☆☆☆
変更点:ハンドバフ+2+2になった。
は、ハンドバフ???弱体化では?
2回もリメイクされて《ドラゴン親和力》の毛ほども魅力を感じないのも面白いですね。
溶岩まみれの地面
★☆☆☆☆
変更点:+2/-1になった。
確かに「強くして」は言いましたが、うーん、この。。。
〈トゲトゲの武器〉の効果を見直して出直してください。
《グロマッシュの腕当て》
★★★★★OP
変更点:対戦開始時に武器を1枚引ける。
筆者の要望が叶ったPart2。
B「あなたには引きたい武器がありますか?」
C「いっぱいあります!!」
B「コストを下げて引かせましょう」
C「ありがとうございます!!」
急に強くなりました。可能性無限大!
特にRGSはやばいですね。
《癒やしの池》
★★☆☆☆
変更点:ミニオンも回復できるようになった。
弱いものは影響範囲を広げても弱いです。
《凍結粉砕》
★★☆☆☆
変更点:凍結中のダメージ2倍(完全リメイク)。
フロストボルト+ダメージ呪文が強力になりました。アイスランスを用いた往年のフリーズメイジのような動きで顔を詰めるような動きができそうです。
ただ、やはり凍結させる手段が限られているとそこまで火力は期待できません。ミニオンで凍結させられると簡単ですが、当然相手もアイスシャードなどの凍結持ちミニオンは警戒すると思うのでやはり大した成果は得られないでしょう。
ファイアシェイパーなどのゆるい発動条件で堅実な効果を得られるパッシブと比較すると、この効果は限定的であまり強力ではないと思います。
《火守の偶像》
★★☆☆☆
変更点:手札に1/1/2が加わるようになった。
今まで相性が良かった《中庸の極み》がナーフされた(コストが減らない)ので、ハンドにトークンが加わる価値が薄れてしまいました。1/2/3でも強いですが。
《貪欲なる利得》との組み合わせだと3/3/4なので、微妙?
《爽快なる光》
★★★☆☆
変更点:ヒーローが体力を増やせるようになった。
ハースストーン史上稀に見る面白効果です。なんと、ヒーローの体力を後付で増やせます!!「希望の番人アマラ」と一人用モードで変身すると何故か体力も増えるDKカードしかなし得ていない『後付のヒーロ体力上限上昇』です。
強いかと言われると、うーん。発見したいですね。
《大御所》
★★★★☆
変更点:コストが2減るようになった。
筆者の要望が叶ったPart3。
レジェンド染めデッキがパッシブ1から暴れられます。これは強くなりますね。期待できます。
レジェンドデッキの悪い点は総じてレジェンドミニオンのコストが重いことです。今まではどうでも良かった【大御所ディスク】がかなり強そうに見えます。
リメイクパッシブ2
《ハガサの抱擁》
★★★★☆
変更点:+2+2するようになった。
流石にバフ量が倍になったら強いです。ハガサがとんでもないハズレにはならなくなりました。
《耐久訓練》
★★★★☆
変更点:1以下にならない(4-3コストミニオンは2コストになる)。
それでも5コスト挑発が2コストになるのは流石にやばいです。
そして出ました「1以下にならない」。英語だと「but not less than 2(2未満にならない)」です。「1以下」は1を含みます!とにかく「コストは2で止まる」と覚えておきましょう!!
《耐久訓練》だけでなく、このあとの《暴露のオーブ》《みんな一緒に》《中庸の極み》《戦力結集》も全部「1以下にならない」がつきました。
日本語が難しいけど「コストは2で止まる」「1にならない」です!覚えましょう。
《暴露のオーブ》
★★★★☆
変更点:1以下にはならない(2で止まる)。
影の幻視+手相占い=0コスト呪文大量生産が強すぎました。おそらくナーフの背景はそんな感じだとは思います。
筆者は《暴露オーブ》でむちゃくちゃされた事はあっても恩恵をあまり受けてないので、このナーフはコスト軽減系で足並みを合わせたように見えます。
《穢れたフェル石》
★★★☆☆
変更点:両端のミニオンを+2+2に変更。
コストを減らしたのです。やけくそ+4+4ハンドバフももちろん強いですが、だったらハガサのほうが多分強いです。フェル呪文はそんなにいっぱい無いよ!!
《不気味な石》
★★☆☆☆
変更点:手札に追加した敵ミニオンのコピーのコストを2減らす。
偉い!痒いところに手が届く!2コスト減って出しやすい!
ってそうじゃないんですわ。確かにコストを減らしたいけど、自分のカードのコストを減らしたいのですよ。どうあがいても相手依存のカードで、そもそもミニオン破壊系影呪文をあまり採用しないのも痛手です。
元パッシブ2《底なし沼に浮かぶもの》
★★★★☆
変更点:1ターンに1回敵が死ぬと1/1のぶくぶくが出る。パッシブ1になった。
2020/11/19にパッシブ2に移動してから約1年ぶりのパッシブ1への帰還です。おめでとうございます!《共食い》と一緒に旧パッシブ1同士、仲良くやってください。
汎用性が高いパッシブです。相手からすると勝手に出てくる1/1が非常に鬱陶しいです。盤面処理が得意なクラス(ラトルゴアとか)では、除去=1/1展開になるためそれなりに取りやすいとは思います。パッシブ1にしてはかなりやれると思います。
相手がファイアシェイパー持ちだとぶくぶくが勝手に死ぬので相性最悪です。
1/1が出てきやすい環境だと聖なる盾がかなり弱くなってしまうので、テュラリオンは少し向かい風かもしれません。
《レジェンド戦利品》
★★★★★
変更点:装備する武器を発見して選べるようになった。
(装備すると書いてないけど、装備します)
「発見させてくれ」と筆者がこのパッシブ求めた最大の要望がそのまま、完全に叶いました。
筆者の21.6パッチを見る配信に来たBayrakはこの変更を「Chrome Edition」だと言っていました。ハハッ。
どう考えても理不尽な「ランダムなレジェンド武器」の装備をある程度コントロールできるようにしたかったんです。だってね!勝手に選ばれるのは理不尽だもんね!
ものすごい外れを3つ発見することもあるでしょうが、ものすごい当たりもきっと発見できるはず!
《地獄に道連れ!》
★★★★☆
変更点:味方の断末魔ミニオン死亡時、別の味方の断末魔を発動する(完全リメイク)。
非常に使いやすくなりました。要は断末魔ミニオンを2体出すだけでいいよってことです!かつての効果はデメリットばかりで意味不明でしたからね!
このパッシブを発動させるには、断末魔ミニオンが盤面に複数いる必要があるのですが、スレイトのヒロパ:デスゲームなんかは盤面に複数の断末魔がいると狙った断末魔を起動できないので、デメリットもあっていいと思います。
そしておそらく、最強の組み合わせは灰枝です。灰枝だけで勝てる灰枝ゲーミングの始まりです。確実なのは、一度でも起動できれば、無限に灰枝が増え続けます。
《ミイラの魔法》でも《死霊のトーテム》でも灰枝は大活躍しているのですが、また活躍の幅を広げました。
灰枝が場に一体いて、他のミニオンの断末魔を起動すれば、灰枝の断末魔が起動して付与されて、更にその断末魔が発動すると灰枝を召喚しつつ灰枝の断末魔も付与できるまさに無限ループ……。
《地獄に道連れ!》のすごいところは《ミイラ》《死霊》と違って、灰枝が死ななくても灰枝の断末魔を起動できるところですね。ドルイドクラスは自分で断末魔を付与できる(森の魂・堆肥化など)ので、それらで断末魔を起動できるのも嬉しいですね!
処理に関して疑問点があります。場に灰枝が1体の場合、灰枝死亡→他ミニオンに灰枝召喚の断末魔が付与される→《地獄に道連れ!》起動だとすると、灰枝を倒す=灰枝を召喚するになってしまうので、流石に断末魔処理の前に《地獄に道連れ!》の処理が終わるとは思います。
次に気になるのは肉食キューブです。キューブの雄叫び効果で断末魔ミニオンを破壊した場合《地獄に道連れ!》でキューブの断末魔効果が発動するのでしょうか?断末魔ミニオンが死亡した瞬間、キューブは着地しているのでしょうか?謎です!
まだ誰も試していない効果なので、どんな挙動になるのかかなり気になりますね!
元パッシブ2《みんな一緒に!》
★★★★★
変更点:コスト1以下にならない(2コスト雄叫びミニオンは1コストにならない)。
《みんな一緒に!》はパッシブ1に帰ってきます。
そしてパッシブ2に《戦力結集》も帰ってきます。
ナーフはされています……が、やはり強いものは強いのです。
もうおわかりですね?次の環境、皆さんはどんなデッキを組みたいでしょうか。
詳しくは下記《戦力結集》の欄で語っています。
元UR《活力のエリクサー》
★★☆☆☆
変更点:デッキに混ざったミニオンは3コストになる。
なんで?そんなに強かった?UR化を解除するとそうなるの?
元UR《おっと、全部呪文!》
★★★★★
変更点:呪文ダメージ+2を削除。
異端ステリーナが最強になります。筆者は異端ステリーナを握ります。
呪文ダメージなんて飾りなんですよ。
《中庸の極み》
変更点:1コスト以下には減らない(2コスト中立ミニオンは1にならない)(1コスト中立ミニオンも0にならない)。
《中庸》最大の強み大体0-2コストになるが封じられました。1-2ターン目からどうしようもないミニオン数を展開して、しかも+1+1バフまで載せて対処させずに勝っていました。大抵は。その1-2ターン目の大量展開ムーブができなくなりました。
何よりも強力だったのはモザキのヒロパ:フロスト・シャード生産した中立アイス・シャードを《手癖》で1コスト減らし《中庸》で更に1コスト減らして0コスト3/2にするムーブがあまりにも強力でした。毎ターン0/3/2を置かれたら大抵爆発します。
が、しかし!今後は《手癖》の「0以下にならない」と《中庸》の「1以下にならない」が同時適用されることになります。0にはならないでしょうが、コストが1になるのか2になるのか意味不明です。さて、アイス・シャードくんのコストはどうなるんでしょうね。
元UR《戦力結集》
★★★★★
変更点:結集ドロー先が1以下にならない(2コストで止まる)。
はー(ため息)。言いたくはなかったですが、21.6環境は雄叫び環境が再来します。
そして環境が高速化します。
使わない理由が無いんですよ。狙わない理由が無いんです【一緒結集】を。
《戦力結集》をデュエルに返してはいけません。ドロー+コスト軽減はたとえコストが2で止まるとしても強力です。確かに【一緒結集】デッキは低コスト雄叫びカードが多いので、1-3コストのカードを結集で引いてもコスト軽減できないでしょう。でも、ただ追加で1ドローするだけでも十分強いんですよ?
確かに全体の勝率は落ちるでしょう。1t結集ドロー+0コストミニオンで2体以上のミニオン展開はできなくなった事は確かに大幅な弱体化です。勝ち筋の1つ、結集ドローによる小型ミニオンの大量展開は封じられました。しかし、上振れは以前のままです。
筆者には見えます。1t霊魂の獄吏、2tヴォイドドリンカーに沈んでいった悪霊の怨念が。筆者も2tに7/8挑発を立てられて発狂しました。あの環境に戻してしまうんでしょうか。わかった上でナーフしたんじゃないのでしょうか?
この21.6パッチの調整を行ってくれた開発者の皆様には感謝しています。弱すぎて全然取れなかったパッシブお宝が、それはそれはもう、見違えるような強さと輝きを誇っています。
ただ、これだけは戻してはいけません。1tに5コスト雄叫びを結集で引かれるだけで大抵のデッキは死に絶えます。
ちくしょう。床を底上げして天井を低くしたらバランスが取れると思っているのかー!
これで案外良環境だったら嬉しいのですが!
まとめ・予告・21.6見所
①雄叫び環境になります(絶望)【一緒結集】。
②「1以下にならない」という日本語をきちんと理解しましょう。
③弱パッシブが使いやすくなった!
④URパッシブが帰ってきた!
⑤ディアブロは多分弱い!
⑥35枚のミニセット新カードの影響は!?
11/3(水)開幕!!
あとがき
ここまで読んでいただいた人はお疲れさまでした。また1万2千字?妙だな……。
書いてて面白かったですが、一日で書き上げるのはかなり無謀でした。現在深夜4時半です。いやーしんどい。
《地獄に道連れ!》の文章量と他の細々した画像をつくっていたらかなり時間がかかりました。読者の方がどこまでこんなマニアックな記事を読んでいるのかわかりませんが、興味を持っていただけたらシェアしていただけると幸いです。
広がれデュエルの輪。
はい。
ではここで筆者が送ったフィードバックを見てみましょう。
要望1:この4つをどうにかしてくれ!
These four in particular are very weak passive1.
— chrome(クロム) (@chrome575) 2021年9月22日
I don't want to choose them.
Please make them stronger. pic.twitter.com/NDfkrmBO1A
要望2:マジで武器は発見させてくれ!
Can you please let me discover the three choices for this? It is unreasonable for the system to It's unreasonable for the system to choose everything by itself. please. pic.twitter.com/Vi4S6ajBIW
— chrome(クロム) (@chrome575) 2021年10月5日
皆さん、デュエルに不満があるなら言って伝えましょう。筆者はBayrak(デュエル開発者)に鬱陶しいほど要望を伝えています。
そして応えてくれました。要望した側がびっくりするくらい。
ありがとう。【一緒結集】以外は感謝しています。
Thank you, Bayrak. I'm grateful for everything except【ATN+Rally】.
パッシブ変更について
そういえば、ちょうどパッシブ1のTierをつくったばかりで、下の方を底上げしてほしいなと思っていたところだったので、タイミングが良かったです。
パッシブ1Tier
— chrome(クロム) (@chrome575) 2021年10月28日
Zは効果を変更するべき。 pic.twitter.com/fgJ9KZ1bPI
開発もかなり「わかっているな」と感じました。
最後に。
実は今日の朝に行った21.6パッチを見る配信でBayrakが遊びに来てくれました。色々本人に感想を述べているので興味があれば御覧ください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
また、21.6環境報告でお会いしましょう!