クロムの頭の中

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【デュエル2周年】24.4環境報告9/28~10/23【大量ナーフ後環境】

前置き

こんにちはクロムです。お久しぶりです。
デュエル24.4環境報告を行います。
全17ヒーローのそこそこ勝てるデュエルデッキも紹介します。
記事化していないver23.6~24.4までのデュエルの変更点はここでは紹介していません。以下の記事にまとめているのでそちらを御覧ください。
以前は使えていたのに今は使えない(弱い)というパッシブお宝やヒロパが沢山あります。

chrome575.hatenablog.com

24.4ではナスリア城殺人事件のミニセット「虐典裁判」が公開され、35種類のカードが追加されました。

これらのミニセットカードはデュエル環境にはその程度採用されているのかも注目ポイントです。
早速本題に入りましょう。

24.4環境報告

環境の全体評価を行います。
デッキのみを見たい方は飛ばしてかまいません。

データで見る24.4環境

Firestoneにおける最新の勝率TOP10ヒーローを紹介します。
迷ったらこの10人を上から選んで使ってみましょう。
※Firestone導入者が集計対象

集計期間2022/10/14~10/21(ver24.4.3)

10ヒーローの主な使用デッキは以下の画像の通りです。

勝率TOP4を見ていきます。


1位 リリアン 64.6%(主なデッキ:海賊)
6412走(8.6%)と使用率トップでありながら堂々の勝率1位を記録しました。
特筆すべきは0-1-2勝率の低さです。
綺麗な山型のカーブで3~5勝率が高い(13.1-13.6-12.5%)ですが、0勝率2.9%とほぼほぼ3勝以上が狙えて勝率50%(3勝)は堅いヒーローです。20-25点をほぼ確実に削りきれる圧倒的序盤番長と言えるでしょう。
修正されなかったパッシブ1《睨見の二角帽》パッシブ2《中庸の極み》は大量ナーフ後環境では特に強力で、海賊軸の強力なテンポを押し付ければどんなデッキも倒せます。パッシブの中でもこの2つは強いですが、テンポを後押しするお宝は比較的沢山あるので、テンポデッキはパッシブ1.2でどんなお宝が出されても戦えるデッキと言えます。

2位 サー・フィンレー 60.8%(主なデッキ:マーロック・聖盾メカ)

シャーマン(マーロック)パラディン(聖盾)のデュアルクラスを活かした構成がそれぞれテンポ環境に刺さって2位と好調です。
マーロック軸はリソース供給の《クッキーのお玉杓子》がパッシブ2に移動してもなお非常に強力でした。何度除去されてもマーロックを展開し続ける継戦能力と、盤面に残してしまうと突如として大量のダメージを叩き出す魚種族バフ性能が魅力です。
聖盾軸はパラディンクラスを持つヒーローでは以前から強いデッキです。パッシブ1《正義の備え》パッシブ2《報復の武装》のタッグは対除去性能・対ミニオン性能に優れた聖盾ミニオンを出すだけで強力なテンポを稼ぎます。
マーロック・聖盾の両軸ともにヒロパ「パワーアップ!」で疾風/聖盾を付与できる能力がテンポ環境を牽引しています。

3位 ファイアハート 58.5%(主なデッキ:武器・トーテム)

盤面を無視したバーンデッキの代表が3位にランクインしました。
火炎ファイアハートの系譜を受け継ぐ顔面テーマです。
ヒロパ「破猛疾走」による疾風+ATK+1/無限武器供給パッシブ1《戦場稼ぎ》/攻撃+2パッシブ2《戦闘姿勢》によって、ヒロパを押すだけで1ターンで10~16点程度は余裕で出ます。出てしまいます。
《戦闘姿勢》がないと機能しないパッシブ2決め打ちデッキかつ、敵ミニオンに干渉する手段が少ないので1ターンで複数体のミニオンを出すようなテンポデッキには弱く、バーンデッキというには殴る必要があるので挑発ミニオンで止められてしまいます。
しかし、後述の爆弾ラトルゴアクエストブランのようなコントロールデッキには圧倒的に有利です。なんならパッシブ1《戦場稼ぎ》も継続打点的に欲しいので拾えないと安定性に欠けますが、勝率3位になるほどには強力なデッキです。

4位 ラトルゴア 58.5%(主なデッキ:爆弾/装甲)

対テンポデッキを意識したコントロールデッキを代表して爆弾ラトルゴアがランクインしました。爆弾ラトルゴアが活躍できるほどの非インチキ環境です。
現環境では装甲を稼ぐ手段があまりにも多いため、デッキの潜在打点が30-40点しかないデッキを装甲を貼るだけで駆逐可能です。1ターン目から爆弾を埋めて、5-6ターン目には20-30打点を内蔵させて、運次第でデュエル初期特有の30枚未満のデッキを頓死させます。対コンボデッキはドローさせるだけでそのまま倒せます。爆弾を完全に無効化させるモザキ無限の魔力が環境から消え去ったのも追い風です。
特にテンポデッキの序盤を支える偉大なるゼフリスを無効化できるのは強力ですが、ナスリア城殺人事件で出たスチームクリーナーで全ての爆弾が除去されてしまうのでメタが回っている感はあります。

リリアンを代表するテンポデッキでもそうですが、特定のパッシブ1とパッシブ2に依存しないデッキです。

24.4環境総評

大きくわけてテンポvsコントロールvsバーン(コンボ)の3すくみ的な環境です。


基本的には序盤からテンポを稼ぐお宝を活用したテンポ環境です。
その展開を耐久と除去が得意なコントロールデッキが攻め手を無くします。
対コントロールとしてバーン/コンボデッキが敵の除去札を腐らせてを封殺します。
テンポvsコントロールデッキは、コントロール側の除去が追いつかないことが多いため微不利/微有利としています。

全17ヒーローデッキ紹介

筆者が独断と偏見で勝手につけたTierごとにデッキを紹介します。

TierS

この環境を象徴するデッキです。

海賊リリアン

デッキコードAAEBAfXvAw/UBe4GiAf7D/yjA6rrA6aKBK2gBK+gBIqwBLLBBIrJBP3TBJjbBJrbBAAA

最も環境でよく見るアグロデッキです。
デュエルでは珍しい激安のデッキです。ゼフリスは海賊バケットを通ると発動が難しくなるため、別の海賊カードに替えても成立します。
前述のように序盤の20-25点を削る能力は群を抜いています。
挑発などの厄介なミニオン抜くためにミドリトートランこうらを採用していますが、邪道刺し/腹裂きを必勝の切り札で再利用して打点を与えることも可能です。

純冷気/死者の書/コインの小袋などのお宝を必勝の切り札で回収するなどのインチキをする使い方もあります。

【相性のいいパッシブ1】

ミニオンを出したりテンポを稼ぐパッシブを拾えると嬉しいですね。

【相性のいいパッシブ2】

《中庸の極み》が最強として、この辺が取れると7勝は狙えるでしょう。

TierA

環境でよく見るデッキです。

マーロックシャーマン/サーフィンレー・ファイアハート

デッキコードAAEBAaoID/4DvxfKqwPw1AOR5AOT6AOU6AOz6APd7AOo7gOV8AOioASroATFzgTu0wQAAA==

両デッキで特に差異はありません。プレイングも差はあまりないです。
0コストとして運用可能なタイニーフィンマロキュラ、マーロックの後続に不安があるようならガーロックの荒らし屋なども採用候補です。

パッシブ1→パッシブ2に移動した《クッキーのお玉杓子》はやはり使いやすく、リソースを毎ターン回復できるのは優秀です。

パッシブ1は横展開し易いものを選びましょう。

聖盾メカパラディン/テュラリオン・サーフィンレー・ヴァンダル

デッキコードAAEBAZ8FD5QPlc0Dx+ED06AE1qAEsLIEkrUE4bUE3rkE7LoE1L0EssEE2tME2tkElKQFAAA=

パラディンのメカバケット「聖兵器」が確定で出せるように調整されたデッキリストです。
メカデッキはコスト削減が得意なので、それを後押しするこれらのパッシブを取れると爆発力が高まります。

そして、聖なる盾を持つメカが多いため《正義の備え》《報復の武装》といった対ミニオンデッキに強い聖盾パッシブも強力です。

最後に、シールドミニロボ/マイクロマミー/動員/ティリオンなどは初期リストに入れてはいけません。

動員

シールドミニロボ/マイクロマミー/動員→「聖戦士」
ティリオン→「古強者」というバケットに属しています。
これらを入れると「聖兵器」バケットの固定が崩れます。

マイクロマミー入りの「聖兵器」バケットが唯一のバケット汚染元です。
1枚でも入ると「聖戦士」バケットが反応してしまうので気をつけましょう。

メカメイジ/モザキ・ドレクサー(メイジ)

モザキ
AAEBAf0ED5QPx+ED1qAEobEEkrUE4bUEybcEyrcE3bkE47kE7LoEuNkE2NkE/+EElKQFAAA=

ドレクサー
AAEBAf0ED5QPmxDO7wLH4QPWoAShsQSStQThtQTJtwTKtwTduQTsugTY2QT/4QSUpAUAAA==

出現バケットを【メカ魔法!】に固定しているため、運が良ければこのようなメカワーパーまみれのデッキを作ることも可能です。メカ以外の要素を含むカードがメカ魔法にはそこそこあるので、序盤にそれを引くとバケット固定が崩れます。


※実際に筆者が通った報酬バケット※

ドレクサーは2コスト3ドローかつバケット無所属の「亡霊の書」を採用していますが、後半になるほどお宝呪文などがデッキに増えてくるので、ミニオンのみ3ドローは難しくなります。7~10戦目を想定するなら抜いてもいいです。

パッシブ1《極性最適化》パッシブ2《中庸の極み》を拾えれば最強です。
とはいえ、他のパッシブでもかなり強力です。

注意点は、深淵の融合体を初期デッキに絶対に採用してはいけません
深淵の融合体は報酬バケット【ナーガの力】に所属しているため、ナーガ種族のバケット汚染を発生させます。報酬をメカ種族だけに染められなくなります。

深淵の融合体

現在、深淵の融合体はメイジの【ナーガの力】だけで観測されています。
他の種族デッキ(海賊・マーロックなど)ではバケット汚染は起こりません。

トークンオム/自然型/断末魔型

自然型
AAEBAfLvAw/mBYm0ApvOA4rgA4zkA63sA+z1A6+ABNmfBOGkBKjOBIHUBLLdBNbeBLXjBAAA

断末魔型
AAEBAfLvAw+SBeYF9Q2JtAK9pgPzpwOm4QOM5AOB9wOE9wPRoASwpQSIsASKtwTp0AQAAA==

トークンオムには主に自然型断末魔型の2種類があります。
それぞれ狙うパッシブが異なります。
自然型は自然呪文に反応する《若木茂る》《鉄根》でトークン生成や盤面強化を。
断末魔型は《ミイラの魔法》で断末魔ミニオンをより活かします。
多少パワーは劣りますが《貪欲な利得》も拾えると強力です。

より速攻性がある盤面をつくれるのは自然型。
除去耐性や継続的に盤面をつくれるのは断末魔型と、どちらも有利な部分があります。
大量に展開して獰猛な咆哮草攻凶花で全体バフしてリーサルを狙いましょう。

自然型でロングゲームに備えるなら、トピアーデナスリアスを採用するのも強力です。

より柔軟な対応をするなら枝分かれの道や0コストミニオンの採用も考えられます。

武器ファイアハート

デッキコード
AAEBAaoID9QF4AbAB8sH4MwDpt4DqN4Dqt4Dq94D1vUD3JIEjZ8E8KAEirAEqtkEAAA=

前述したようにパッシブ1.2両方決め打ちデッキで、パッシブ1《戦場稼ぎ》パッシブ2《戦闘姿勢》を取ることを前提にしたバーンデッキです。パッシブが揃わないと下位落ち確定の火炎ファイアハートの系譜です。
シナジー提示が狙えるパッシブ2はまだしも、ランダムなパッシブ1すらも強要するので、とても運がよくないとフルパワーを発揮できないデッキです。

他にパッシブの受けがほとんどなくパッシブ1《グロマッシュの腕当て》程度の武器シナジーしかありません。
デッキ自体も自然、火炎、凍気呪文が採用されていて、特に採用枚数が多い自然呪文に反応したパッシブが提示されることが予想されます。
あまり安定しないため、おすすめできませんが、理想パッシブが揃ったフルパワー状態なら超強力なデッキであることは間違いないでしょう。
テンポデッキには不利ですが、コントロールデッキには有利です。
平均勝率がいいので理想パッシブでなくてもそれなりに(3勝くらい?)勝てているのでしょう。

スペルエリーズ

デッキコード
AAEBAZICD+sW0cEC2OMCp8sDm84D4t4DxfkDr4AErYoE2p8EibIEorYErsAE1dIE1t4EAAA=

呪文ダメージ要員のギルドの商人ジャングル・ムーンキン光輝の贈り物でコピーしつつ、低コスト呪文の連打とプリーステス・ヴァリッシュでマナを回収しながら、ヒロパから月の炎を生産して直接ダメージを出すコンボデッキです。

決め打ちに近いデッキです。パッシブ1《突破口》パッシブ2《暴露のオーブ》が取れればかなり上を目指せます。それでも環境に多いテンポデッキには除去が少ないせいで貧弱なので7勝もできずに終わることが多いです。

特に《突破口》をとれないと3勝もできずに終わることが多いため、おすすめはしません。貧弱なテンポを補おうとドラゴンソウル入りが流行の兆しを見せていますが、やはり《突破口》の発見コピーありきなので弱いように感じます。

爆弾ラトルゴア


デッキコードAAEBAQcP+Ae5wwKT0AOS5AOP7QP4gAS8igT5jAT6jASIoASKpQSOtwTvzgSO1ASQ1AQAAA==

爆弾ラトルゴアが非常に多くの成績を残しているのがこの環境を象徴していると思います。大量の装甲を稼ぐため、潜在打点量が決まっているデッキ(スペルイルシアなど)には滅法強いです。コントロールデッキとはいえ、そこまで除去が多いわけでもないので、報酬から除去カードが出たならピックしたいところです。

24.0.3で強打のコストが2コストに強化されたり、氷盾粉砕波のダメージが5に戻ったりという修正もあって、大量の装甲を貯めるこのデッキには追い風です。

基本的に爆弾でダメージを稼ぐデッキなので、よっぽどのことがない限り勇者ロカラに変身するのは躊躇われます。緊急避難やあと一歩でリーサルというときに変身しましょう。

対爆弾ラトルゴアの代表的な対策が以下の2つです。
「ハンドフル戦法」手札を10枚にすることで確実に爆弾を引かなくする。
「スチームクリーナー」爆弾を直接除去する。

連続クエストブラン


デッキコードAAEBAR8PigOb8wL8owOT0AOP7QP9+AO8igT5jAT6jASqnwSGoASIoASM1ASQ1AT/4QQAAA==

個人的にかなり強力なデッキだと評価しているデッキです。
パッシブヒロパだった「恐竜追跡」がアクティブヒロパになったことで連続クエストでのコスト軽減対象になりました。
対テンポなら、相手の盤面を逐一除去するだけで勝てます。
対コントロールでは、早期に勇者ロカラに変身することで0コストかつ再利用可能な全力パンチを相手の顔面に叩き込みましょう。※ロカラに変身してからクエストで0コストにしないと2コストに戻ります。

狙撃地点の確保

【相性のいいパッシブ】

《突破口》ヒロパで発見できるためものすごいバリューを得られます。
《弟子のローブ》打点呪文が多いので強力です。
《粉骨再身》5-10コスト呪文が多いと出やすい(シナジー提示されやすい)ので「爆発の一糸」「巻き添え被害」が採用されています。除去呪文が多いため、パッシブ2でこれがとれると7勝はかなり狙えます。他のパッシブでは少し見劣りします。

TierB

環境でそこそこ見るデッキです。

海賊ダリアス


デッキコード
AAEBAZKbBQ/UBfsPgrACtd4D/ucDlfYDz/sDnIEEpooEraAEr6AEqbMEkLcEssEE6dAEAAA=

昔ながらの海賊の連続クエスト「波止場を襲え」を活かしながら相手を殴るデッキです。「波止場を襲え」は何度もナーフされましたが、今でもデュエルで現役です。
海賊デッキは報酬の運がいいとものすごい勢いでパッチーズが出てきます。

コントロールダリアス


デッキコードAAEBAQcP2ALP5QL8owOT0AP31AOP7QPF9QO8igT5jAT6jASGoASIoASKpQTvzgTw2wQAAA==

ダリアス特有の大砲ギミックを存分に活かしたコントロールデッキです。
相手の展開を除去カードや装甲で耐えつつ、24.0.3で強化されたヒロパ「撃てぇっ!」で細かいミニオンを除去可能です。

何度もヒロパを打つとゴリアテのコストが下がり、15/15ゴリアテに突撃を付与することで、17点バーストも狙えます。

※注意点※
勇者ロカラに変身すると大砲は消えます!
大砲はダリアスというヒーローに付与された能力扱いなので、ダリアスから別のヒーローになると消えてしまいます。

<消えろ!

※注意点2※
相手または味方に「場所カード」があると、大砲を撃つ「対面」があらぬ方向になる場合があります。意味がわからないかもしれないですが、筆者もよくわかっていません。
(場所は0.5ミニオン分のズレを発生させるとかなんとか)

秘策モザキ


デッキコードAAEBAf0ED+4C7AX3DYkO17YCvqQD3akD+t0DwfAD558Eo+QEveQE/uwEvO0E/5IFAAA=

ヒロパで秘策をドローしつつ、秘策コストを削減して敵を妨害しながら盤面を展開しましょう。
どうしようもなくなったら「蝕ヨグそそる珍味」でルーレットを回しましょう。
筆者は秘策軸よりもメカ軸を評価しているのでこの位置です。

特にこれといったパッシブはありません。どんなパッシブでもそれなりに戦えます。

秘策レノ


デッキコードAAEBAf0ED4kOguQDwfAD558E3NoE3doE3toEkt8Ew+MEo+QEveQE/uwEvO0E9+0E/5IFAAA=

レノが出た当初は無理だと言われていた秘策デッキがナスリア城カードで強力なサポートを受けて登場しました。
対テンポには秘策で行動阻害しつつ、自分の盤面を展開していきましょう。
対コントロールには「墓所潜入士」で宝物を発見するヒロパに変更し、強力なお宝で戦えます。「秘策5つを手札から使用」という条件が難しいそうに見えますが、案外達成可能です。

特にこれといったパッシブはありません。どんなパッシブでもそれなりに戦えます。

トーテムファイアハート


デッキコード
AAEBAaoID74G+6oCnaMD2qUD3+ED/58E+rQEssEEhtQEqtkEsdkEttwEveUExOUEtu0EAAA=

「ナスリア城殺人事件」で、遂にトーテムデッキが実績を残せるようなサポートをもらえました。万年劣等生扱いを受けたトーテムデッキですが、現環境では他デッキに負けないくらいテンポを稼げます。
驚くべきことに「トーテム招来」というヒロパ、なんとギガントーテムが出ます。
初期デッキはオーバーロードするカードがないのでヒロパから基本トーテムしか出ませんが、トーテム・ゴーレム精霊合体トーテムオーを拾ったら狙ってみても面白いかもしれません。


実際にギガントーテムが出たシーン※音量注意※

このデッキは【トーテム】バケットのみに固定されているわけではなく、
【呪縛の術】証拠の妥当テム性
【アルデンテ】錨のトーテム
【知恵】マナの潮のトーテム といった感じで4バケットデッキです。
【トーテム】バケットには、証拠の妥当テム性/マナの潮のトーテム/血の渇きなんかが複数のバケットに跨って所属しているので、そもそもトーテムだけで報酬を固定するのは困難と思われます。
運がいいとこれくらいトーテムをピックできます。

断末魔ヴァンダル(プリースト)


デッキコードAAEBAa0GD5IFibQClsQCqeIC86cDoegDqIoE6IsE0aAE1aAEhaMEiLAE6dAEo9QEuNkEAAA=

断末魔クエスト目覚めよ創造主から希望の番人アマラを召喚して序盤~中盤の体力を確保しつつ、断末魔ミニオンのバリューと《ミイラの魔法》で耐久するコントロール寄りのテンポデッキです。

断末魔エリーズ

デッキコードAAEBAZICD5IFkA6JtAKWxAKp4gKm4QOh6AOE9wOoigToiwShoATVoASFowTp0ASj1AQAAA==

断末魔クエスト目覚めよ創造主から希望の番人アマラを召喚して序盤~中盤の体力を確保しつつ、断末魔ミニオンのバリューと《ミイラの魔法》で耐久するコントロール寄りのテンポデッキです。デナスリアスもリーサル兼回復役として優秀です。
特に灰枝のバリューは非常に高いため、灰枝が処理できなくて詰むデッキは多数あります。

スペルイルシア

デッキコードAAEBAa0GD+UE1QrRwQKZqQPi3gOH9wOI9wOtigSFnwSJowSitgSktgT10wT52wS43AQAAA==

手札の呪文を使用するたびにダメージを与えるパッシブヒロパを活かして敵の顔面を叩き割るデッキです。回復反転カードが全て禁止指定されたことや、圧倒的パワーカード密言・虚無が5コストになったことでかなりパワーダウンしましたが、それなりに環境で見かけます。

手札リソース=打点となるこのデッキで重要なのは、パッシブ1の提示で《聖なる啓示》《突破口》が出てくれると手札を増やす手段が増えるため理想です。
手札を増やせなくても《苦痛の杖》で手札が切れる前に敵を倒しきれるパワーがあります。

パッシブ2は主に呪文系シナジーが取れると嬉しいです。
《暴露のオーブ》《粉骨再身》《エルーンの偶像》
手札リソース補給の《エメラルド・ドリームマント》など。

遺物デモハン/ステリーナ・ヴァンダル

デッキコードAAEBAea5Aw/1D5XNA8eyBI21BJa3BOTQBOnQBJjUBLjZBKrdBK/eBLDeBP/hBKriBIXlBAAA

大量ナーフにより環境が低速化したことで、遺物を強化する時間ができたので一時期流行しましたが、既にブームは終わりました。
テンポ環境では遺物やら微妙な中立カードを出している間に負けます。
とはいえコントロールには勝てます。勝ち筋を遺物に極振りしているため、遺物以外で勝てることがほぼないので遺物バケットをいかに通るかが重要です。
遺物バケット【遺物ハンター】はこの9枚です。

アルドラキで【旋刃】二段ジャンプ/霊視力/グルダンの髑髏で【分割し征服せよ】が出ることでバケット固定が崩れます。
頑張ってこの4枚を避け続けましょう。

マーロックウォーロック/ウィロー・ドレクサー



デッキコードAAEBAf0GD8qrA5HkA5PoA5ToA6ugBNugBPSxBL60BIC1BOO9BLLBBJzHBO7TBP7YBMviBAAA

マーロックバケットに固定できるためこのようなリザルトを作ることも可能です。

ウィローでは破棄シナジーが活かせないのでヒロパが微妙になるのですが、ドレクサーではヒロパも愛用のリッチの契約も使いやすく、切れやすい手札を補充できます。

呪いウォーロック/ウィロー・ドレクサー

ウィロー(呪い+破棄)

AAEBAf0GD9SzAry2AqzLA9XRA/LtA4L7A+egBP60BNy9BOK9BOa9BPnYBPrYBIfqBImkBQAA

ドレクサー(呪い+機雷)

AAEBAf0GD52pA6zLA83SA9ftA/LtA4jvA4P7A8WABLCRBPGRBOegBIiwBP60BNy9BOK9BAAA

ウィローはヒロパによる破棄効果を活かした破棄シナジー入りの呪いデッキ。
ドレクサー(ウォロ)も同様に、破棄はありませんがヒロパで呪文をドローできるため呪い+機雷OTKを狙ったデッキ。

除去呪文が多いのでテンポ展開を牽制したり、爆弾ラトルゴアなどコントロールデッキに呪いのダメージが強力です。

パッシブ1は特にシナジーがあるものがありません。汎用性のあるものを選びましょう。

【相性のいいパッシブ2】

《不気味な石》最も狙いたいパッシブです。影呪文の除去が全てミニオンリソースに変換されます。自分のミニオンもコピーできます(重要)。
《粉骨砕身》敵ミニオンを破壊した際に攻防一体の能力を持った「即発の骸骨」を召喚できます。自分のミニオンは対象でなくなったので、冒涜OTKはできません(昔はできました)。
《エルーンの偶像》呪いが増やせて嬉しいですね。

《不気味な石》をとった場合はラケスの狂信者は再利用したい候補の一人です。
対コントロールデッキには、自分のシラケスの狂信者にどん底行きなどの影呪文除去を打って呪いのダメージカウントを稼ぐといった使い方が刺さります。
回収!

TierC以降

極稀に見る強いとはいえないロマンコンボデッキです。

無敵ウィロー

デッキコードAAEBAf0GD8IP1LMCvLYCnvECz9ED1dEDztIDlt4DxYAEhKAE4aAE+dME+dgE+tgEpu8EAAA=

破棄無敵コンボを紹介します。使用するコンボパーツは4枚。

マルシェザールのインプを場に出した状態で文書改竄を発動し、手札の獄吏王マルガニスを1コストにしてデッキに埋め、埋めた枚数を引きます。
1コストになった獄吏王+マルガニスを出せば盤面と顔面が無敵の状態になります。
そのコンボの完成形がこちら。

序盤は破棄ヒロパで手札とテンポを稼いで、低コストインプを大量に召喚してしのぎます。とにかくコンボパーツ4枚を揃えることを最優先します。
《勝てなくば糧》があると盤面の悪魔=1ドローになるため爆速でコンボパーツが揃います。

コンボ達成のために引きまくるデッキのため、爆弾ラトルゴアには滅法弱いです。爆弾を埋められてすぐ引くし、インプ+文書改竄で大量ドローでは埋められた爆弾を全て引く覚悟が必要です。

仮にコンボを達成しても、ランダム除去(乱闘など)や対象をとらない除去(冥界など)で、簡単に突破されるのでコンボ達成=勝利とも言えないのが難点です。

【相性のいいパッシブ1】

《勝てなくば糧》最も欲しいパッシブです。デッキは《勝てなくば糧》がある前提の決め打ち構成です。
《共食い》展開するインプの打点が増えます。
《リサイクリング》展開量=装甲になるのでコンボ達成までの体力的猶予を稼げます。
《ご招待します》テンポの塊「レジェンド招待状」を積極的に引きに行けるデッキなのでおすすめです。

【相性のいいパッシブ2】

パッシブ2に相性のいいものは特にありませんが、強いて言うなら《再使用の指輪》《エメラルド・ドリームマント》などがあるといいかもしれません。

謙虚テュラリオン

デッキコードAAEBAZ8FD5AOibQC3NsDzOsDxvkDsooEl6AEoaAEpa0EsLIEh7cEircE6dAEmNQEo9QEAAA=

謙虚の祝福3コスト時代は一斉を風靡した謙虚テュラリオンですが、今ではほとんど見ません。運がいいと勝てるコンボデッキ枠になってしまいました。
対コントロールには、4コストの謙虚の祝福が間に合うので勝てます。
対テンポデッキには、そのまま負けます。テンポ環境ではまず勝てません。

秘策獣スレイト

デッキコードAAEBAfHvAw+eAa4G/gz4sQKY8AKfpQPy4QOE4gOpjQTbkQTjnwTknwSZrQSL1ATD7QQAAA==

スレイトはこの環境でほとんど実績を残せていません。
ただ、その中でも秘策ヒロパのデッキがそこそこの成績を残しています。
しかし、見るからに弱いのでおすすめはしません。
ヒロパは獣を「手札に追加」がテンポロスなのでそのまま召喚して欲しいですね。

コンボレノ

デッキコード
AAEBAf0ED8QBywSVD/yjA+LdA53uA5KBBKCKBOefBOifBNW2BMreBNveBLztBIukBQAA

まず達成できないコンボで勝つデッキですが、極稀にいるので紹介します。

退散+物知りヨウム=無限退散
退散+魔導師ドーングラスプ+テス・グレイメイン=ローグカード全て再使用×ターン数

コンボ達成までは凍結カードや堅いアリバイ影纏いでひたすら耐えます。
1-2戦目はコンボ達成で勝てるかもしれません。デッキが永遠に16枚ならよかったですが、残念ながらデュエルではデッキが増えるので勝てば勝つほどコンボ達成は困難になります
「レノの魔法の松明」に特化したバーンデッキのほうが強力です。このデッキではテスでレノの魔法の松明を再使用しすぎて退散で戻ってくるはずのテスか自分の顔に松明を打たれて死ぬこともある欠陥デッキです。

仮にコンボを達成できたとしても、コンボ達成=勝利ではなくあくまで有利な盤面を継続できるだけなのが難点ですね。

あとがき

デュエル2周年おめでとうございます。
ハースの偶にやりたくなるモードだけど参考デッキがないなーという超スキマ需要を満たせたら幸いです。ごく偶にやると楽しめるのではないでしょうか。

 

追記:サムネが「デェエル」になっていることに気づいた方は素晴らしい洞察眼をお持ちです。筆者は全く違和感なく画像を作成していて、2日経つまで全然気づきませんでした。面白いので修正せず残します。ユとエって似てますね。