クロムの頭の中

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【Hearthstone】デュエルが終わる日【2024/4/17】

「デュエル」モードとの別れ

こんにちは、クロムです。

3月が寒かったせいか4月の中頃まで桜が咲き、新生活を応援してくれているような気もするこの頃、皆様どうお過ごしでしょうか。お元気ですか。私は元気です。
春といえば出会い、そして「別れ」の季節ですね。

さて、2020年12月から書き始めたデュエル記事も、今回が最後の記事になるかと思います。その理由は今年1月に発表されたこちらの告知にあります。

画像

「デュエル」モードがまもなく終了 - ハースストーン2024.01.04

デュエルの終了及び削除が決定しました。
この4月のアプデとは4/17適用予定の29.2パッチのことで、来週の水曜日です。
これを書いている4/13(土)から数えて残り4日です。

29.2パッチノートの一文

「クラシック」フォーマット以来、2回目のPvPコンテンツの削除、入場料が発生する課金コンテンツとしては初の削除となります。

ヒロイックデュエルの進行途中(12勝or3敗していない)なら、闘技場に入場可能な「酒場チケット」を補填され、その時点の報酬がもらえるため、(ほぼ)タダで1パック以上の報酬がもらえるのでお得です。まだの方はヒロイックデュエルに入場して1勝or1敗以上しておきましょう(0勝0敗だともらえない可能性あり)。

これを書いてしまうのは躊躇われるのですが、
終了について驚きはありませんでしたし、意外でもありませんでした。

初めて見たときに抱いた感想は”納得”でした。
よくここまで保ちました。お疲れ様です。

デュエルが終わる2つの理由

デュエルそのものが失敗モード

デュエルはどうして終わるのか、言われなくてもわかる気もする理由を言語化しておきましょう。
1つ目の理由はデュエルそのものの欠陥です。
その中でも最悪だと思う点を1つ挙げると

ワイルド資産必須

これが最低最悪でした。

ハースストーン ワイルドオープン開催!

基本プレイ無料ゲームが主流のこの時代、門戸が狭すぎます。

デュエルをプレイできる人は「ワイルド資産を持っている」これが絶対条件です。そこに「情報を収集している」「他モードよりもモチベが高い」が追加されると極々少数しか残りません。

最もワイルドプールが少なかった実装初期も
「ナクスラ―マスの呪い(2014)」
「旧神のささやき(2016)」
「ワン・ナイト・イン・カラザン(2016)」の3つのワイルド資産が必要でした。
最新環境では「博士のメカメカ大作戦」と「ウィズバンのワクワクワークショップ(終了告知後の未更新)」を除く全てのカードプールが使用可能になるまで広がり続けました。

筆者は「デュエルプレイ時だけでも全カード使用可能にする」や「カードプール拡張ではなくローテーションにする」といった案をデュエル開発者に提言していましたが、叶うことはありませんでした。当時はこのままでは自分くらいの古参しかプレイできないけどやれば楽しいモードが自然消滅してしまう!と危機感を持って伝えたのですが、結果的にその通りになってしまいました。当時の彼らの方針的にも技術的にも不可能だったかもしれません。

もっとハードルが低く、もっっっと門戸が広く、初心者大歓迎モードだったらマッチング時間が5分を超えるのが当たり前のようなプレイ人口にはならなかったでしょう。

高いハードルのイラスト(男性)<高すぎ

もちろん、デュエルがダメな理由は挙げれば数え切れないぐらいあります。
・ヒーローが多すぎる(最大20人)
・ヒロパが多すぎる(各3つずつ)
・愛用が多すぎる(各6枚ずつ)
・デッキ情報がほぼない(FireStoneくらい)
・ゲーム内から得られる情報が少ない
・仕様が非常に複雑でわかりにくい
・進行度厳選のせいでマッチングが遅い
・そもそも人がいないのでマッチングが遅い
・バランス調整の頻度が少ない
・改悪に次ぐ改悪によって面白くなくなった
→デュエルのリードデザイナー(Ates Bayrak)が抜けてからは既存のお宝や禁止カードを調整するだけになった
などなど、面白い部分よりも欠点ばかり目立つダメモードでした。

しかし、人気がなくとも失敗モードでも、多少の調整やカードの追加だけならデュエルは存続する可能性がありました。
実際、2023年の新規コンテンツ更新停止、ヤケクソカードプール拡張、ヤケクソ禁止カード指定などを見る限り、低燃費運営に移行した空気を感じていたので終わってもおかしくないけど騙し騙し継続するのかなと思っていました。

トドメとなったのが2つ目の理由です。

新コンテンツの実装

2つ目の理由は新コンテンツ「バトルグラウンド・デュオ」実装による影響です。

長期運営型ゲームは新規コンテンツを追加し続けないと飽きられてしまいます。

端的に言えば新陳代謝です。
人気がないモードを削除して、既に人気があるBGの別モードに注力する。
これがデュエル削除の決定打となってしまいました。

もし、新コンテンツ実装がなければまだデュエルは続いていたかもしれません。

ハースストーンとこれから

ハースストーンは今年10周年を迎えました。
この10年間、Blizzardは様々な挑戦を行ってハースストーンというコンテンツを魅力あるものになるように育て上げてきました。前項ではデュエルは失敗モードとこき下ろしましたが、それは挑戦があったからこそ生まれたものです。

BG→デュエル→クラシック→マーセナリーズと2019-2021の3年間に4モードが追加され、3つが終了してバトルグラウンド(2019~)のみが残る結果となりました。

「ゲームモードの終了」と聞くとネガティブな印象を持ってしまいますが、これを無理矢理ポジティブに捉えると、今年は「デュオ」が追加されたので過去の連続4モード追加を見ると来年以降も新モードを追加してくれるかもしれません。デュエルのような王道の変形かもしれませんし、BGやマーセナリーズような全く別物のハースストーンの新しい体験ができるかもしれないと思うとワクワクします。

「デュエル」はいずれ生まれてくる神モードの礎になった。そんな風にデュエルの思い出を抱きながらこれからのハースストーンも沢山遊んでいきたいと思います。

デュエルについての記事はこれで終わりますが、ハースストーンは大好きなので記事を書くことはあると思います。そのときにまたお会いしましょう!

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