クロムの頭の中

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【デュエル】28.0環境報告11/15~11/18【拡張制限】

挨拶

こんにちは!クロムです。

お久しぶりです。最後に環境報告したのは24.4環境なので4拡張分さぼっていたことになります。ハースストーンは楽しんでいました。

今回のバッドランドの決斗開幕後の28.0デュエル環境は色々面白そうなデッキがあったため、試してみたら12勝できてしまいました。勝てると楽しいですね。
12勝する過程で、多くのデッキタイプと出会ったので共有したいと思います。

25.0~28.0の間で変わったことは膨大なため、全ては紹介しきれませんが特に重要なデッキ構築時に知っておくべき変更をお伝えしてからデッキ紹介をしたいと思います。

デュエルの新常識【拡張制限】

以前までの報酬バケットシステムは25.0(2022年12月)全て一新されました。
変更箇所は以下の内容です。
・グループ学習抹消
効果別バケット 廃止
拡張別バケット 導入

以前までのデュエルの報酬は、効果で大別された効果別バケット2枠+グループ学習1枠という構成で提示されていました。

効果別バケット+グループ学習(今まで)

25.0以降はこのような拡張ごとで分けられた拡張別バケット3枠に変化しました。

拡張別バケット(25.0以降)

この変更で主に2つの点が変わりました。

①3拡張のデッキ構築が理想形になった

②デッキの純度を上げやすくなった

以下で詳しく解説します。

①3拡張のデッキ構築が理想形になった

28.0で活躍している2デッキを例に挙げてみます。
画像

挑発ダリアス
内容:コアセット/リッチキングの凱旋/バッドランドの決斗

ドラゴンドレクサー(ドルイド)
内容:激闘!ドラゴン大決戦※/烈戦のアルタラック/バッドランドの決斗

 

これらのデッキは3拡張でカードが収まっています。
デュエルの3つの報酬枠はそれぞれデッキ内の拡張だけを参照して報酬を提示します!

つまり、拡張別バケットが導入された環境下では採用する拡張を制限することが非常に重要です。対戦後の報酬画面では3拡張分のカードを確実に提示してくれるため、任意の拡張のシナジーカードを得やすくなります。そのため、初期デッキを純粋に強化したデッキが仕上がります

逆に4~5拡張以上カードを採用してしまうと拡張ごとのシナジーが薄くなり、取りたいカードが出づらくなって全体的に弱いデッキに仕上がります
現在のデュエルプールは過去の拡張カードをほぼ全て採用できるので、強いカードだけを採用した強い初期デッキは簡単につくれますが、拡張制限を無視すると勝率は伸びません

特にコアセットカードの採用は注意が必要です。拡張よりもカード枚数が多く、様々なデッキタイプが作成できるように意図してバラバラなシナジーカードが詰め込まれているため、提示されるカードもデッキに合わないカードが多いです。

※激闘!ドラゴン大決戦はアドベ「ガラクロンドの目覚め」「ブラックロック・マウンテン」を内蔵しています。

②デッキの純度を上げやすくなった

これまでは効果別バケット(凍気など)には何が入っているのかを調査しつつ、2つ以上バケットを跨ったカードは取らないよう気をつけてデッキの純度を上げることがデュエルで勝つ手段でした。

この2つ以上バケットを跨ったカードが非常に厄介で、絶対に採用できませんでした。


例:剣食い男「動物園(種族持ち)」「挑発」「武器庫(武器)」「アァァァァ!(海賊)」の最多4つのバケットにまたがり、デッキの純度を下げる最大の要因。全ウォリアー系デッキから最も提示されて欲しくなかった最悪のカード

このような報酬で純度を下げる要因がなくなりました。
そのため、デッキ構築で選んだ拡張次第ではデッキの純度を非常に上げやすくなりました。

ただ、全く同じ名前のカードでもコアセットのカードか、拡張のカードか、レガシーのカードかという出身地で採用するか否かを決めることがあります。
そのため、既に持っているのに時の大洞窟で再録されたカードを作成しないといけないというようなケースがあります(時の大洞窟カードと判定されるため)。
知らずにコアセットカードを採用してしまったりして、意図せず4拡張以上のデッキを作成する場合もあるので気をつけましょう。

例1:剣食い男
左「コアセット」/右「ダークムーン・フェアへの招待状」

例2:銀食器ゴーレム
左「時の大洞窟」/右「ワン・ナイト・イン・カラザン」

例3:滋養
左「レガシー」/右「コアセット」

頑張って見分けましょう。

以上、最近のデュエルの大前提でした。

補足

1枚でも特定の拡張カードが入っているとその拡張が報酬に提示される。
・1-2拡張でデッキを作成した場合、残りの報酬枠はランダムな拡張になる。
バンドマネージャーE.T.C.は集え!レジェンド・フェスのカードだが、内蔵された3枚のバンドメンバーは報酬バケットに影響しない。
レガシーカード(基本/クラシック/殿堂入り)は拡張バケットが存在しないので、どんなデッキに入れても報酬の純度を下げないので非常に汎用性が高い。
・28.0でアドベバケットは廃止され、各アドベは近い拡張/関連性の高い拡張のバケットに統合された
 ナクスラーマスの呪い→ゴブリンvsノーム
 ワン・ナイト・イン・カラザン→グランド・トーナメント
 ガラクロンドの目覚め&ブラックロック・マウンテン→激闘!ドラゴン大決戦
 リーグ・オブ・エクスプローラー→突撃!探検同盟
・拡張別バケットにしたことで、開発者が拡張のたびにカードをどのバケットに入れるか考えなくて済むようになった。

 

次項では、28.0で実績を残しているデッキを紹介します

ドラゴンドルイド(3ヒーロー)

どえらいドラゴンが大量に追加されたせいでめちゃくちゃ強くなりました。

ドラゴンオム

3拡張:ドラゴン大決戦/アルタラック/バッドランド

AAEBAfLvAw/9rQOMrgP8sAO6rATPrASlrQSEsAS7lQa8lQa9lQbBlQb5lwbRnAbXnAbanAYAAAA=

ドラゴンドレクサー

3拡張:ドラゴン大決戦/アルタラック/バッドランド

AAEBAaSPBQ9fxQT9rQOMrgP8sAO6rASlrQSEsAS7lQa8lQa9lQbBlQbRnAbXnAbanAYAAAA=

ドラゴンエリーズ

4拡張:ドラゴン大決戦/アルタラック/レジェフェス/バッドランド
※「真コード:シンクロ」のみレジェフェスのカード

AAEBAa+aBQ9f/gH9rQOMrgOFsQO6rATPrASlrQSEsAS7xwW7lQa8lQa9lQbBlQbanAYAAAA=

  評価
デッキタイプ ミッドレンジ~コントロール
序盤突破力 高い
爆発力 非常に高い
デッキ純度 高い
パッシブ柔軟性 非常に高い
総合評価 全て高水準のエリート

ドラゴン使いの3ヒーローはまとめて解説します。

【狙うパッシブ1】

【狙うパッシブ2】

【デッキ解説】

序盤のちゃぷちゃぷチビドラゴン/夢竜の息吹でのマナ加速、中盤以降出てくる高コストドラゴンが圧倒的な28.0環境を象徴するデッキです。
特にレイドボス・オニクシアの盤面制圧力とカザカサンのお宝デッキの決定力はあまりにも強く、パッシブが揃っていない序盤でさえも高いデッキパワーで勝ち上がってしまいます。

パッシブ1では《ドラゴンブラッド》のハンドバフや《ドラゴン親和力》のコスト削減もできますが、オムとドレクサーはヒロパの価値が非常に高いので、1ターン目にヒロパが打てる《クリスタルジェム》も強力です。

パッシブ2では《耐久訓練》による挑発ミニオンのコスト削減が最強クラスです。特に《親和力》と合わせるとドラゴンゴーレムが4コストになり、マナ加速をすれば最速2ターン目にドラゴンゴーレムの群れを見ることができます

では、ドラゴンパッシブである《竜骨の儀式》《ドラゴンの夢》は強くないのか?と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

《竜骨の儀式》挑発や急襲が多いこのデッキと非常に相性がいいです。復活して即仕事ができます。手札から出したミニオンが復活対象でトークンは復活しないため、盤面が休眠状態のドラゴンばかりで困るということも少ないです。

《ドラゴンの夢》も手札から出したドラゴンにしか反応しない点は注意しましょう。
旧テキスト「自分がドラゴンを召喚した後」
新テキスト「自分がドラゴンを手札から使用した後」と変更されています。
埋めた「夢ポータル」をヒロパで引けるドレクサーとは特に相性がいいです。

ヒロパでカードが引けないオムは他2人と比較してリソース回復能力に劣ります。ドラゴンの逸話やドラゴンブリーダー、滋養(レガシー)、隔世の古代樹でドローを優先しましょう。

補足

エリーズの愛用は非常に強力なため、主に学術研究/アダラー/新生の杖の3つのどれかが選ばれています。
若干、学術研究を採用したデッキが勝率が高いのでヒロパ横は学術研究を掲載しました。しかし、敵を殺さずに全除去できるアダラー、味方の最高コストを5体復活&挑発できる新生の杖もメタ次第で採用価値が格段に上がるため、常に採用候補です。
さらに、学術研究は序盤以外に手札に来ても腐るという明確な弱点が目立ちます。

カザカサン製「ノーム製アーミーナイフ」とデュエルお宝の「ノーム製アーミーナイフ」は効果が異なります(他も多少変化あり)。
カザカサン製は「急襲」デュエルお宝は「突撃」を付与するので、リーサルには特に気をつけましょう。突撃付与だと思ってつけたら顔を殴れません。

補足の補足

実際に試した結果、エリーズはプリーストとのデュアルクラスのため、かなりプリーストカードが報酬に混ざります。そのため、デッキの純度はどうしても低くなります

バッドランドの強力なドルイド産ドラゴンを採用し続けられるオム/ドレクサーと比較するとどうしても弱くなっていきます。

スペルイルシア

9拡張:コアセット/ウンゴロ/灰に舞う降魔の狩人/ダークムーン/ストームウィンド/海底都市/ナスリア城/リッチキング/レジェフェス

AAEBAe7vAw+XAuUE1QrRwQLYwQKTugPi3gOtigSitgSktgT52wS43ATUoQXPxgW4ngYAAAA=

  評価
デッキタイプ ミッドレンジ&コンボ
序盤突破力 非常に高い
爆発力 低い
デッキ純度 非常に低い
パッシブ柔軟性 低い
総合評価 序盤番長

9拡張という拡張のシナジーを無視した強カードだけ採用した序盤を意識したデッキ。
序盤の20-30点を削ることはできますが、爆発力がなく除去も大したカードがなく、デッキの純度も下がり続けるのでどんどん落ちぶれていきます

【狙うパッシブ】

基本的には《聖なる啓示》と《暴露のオーブ》の発見シナジーを生かした低コストカードで攻めきります。このパッシブはデッキに神聖呪文、発見呪文が多いので非常に提示されやすいです。

ジョラスイルシア

9拡張:コアセット/ウンゴロ/灰に舞う降魔の狩人/ダークムーン/海底都市/ナスリア城/リッチキング/レジェフェス/タイタン

AAEBAe7vAw8e0cEC2MECk7oDr7oD4t4DrYoEorYE+dsEuNwE1KEFu8cFz/YF7fcF2IEGAAAA

  評価
デッキタイプ ミッドレンジ~コントロール
序盤突破力 高い
爆発力 普通
デッキ純度 非常に低い
パッシブ柔軟性 低い
総合評価 序盤+後半も

【狙うパッシブ】

基本的にはスペルイルシアと同じような動きをしつつ、創造プロトコルでイグニス/アマンスル/ジョラスという強ミニオンを増やしてミニオンでも戦えるようにしたデッキ。

特に愛用のミニオンジョラスはお宝ノーム製アーミーナイフとの相性が最高で、4/4突撃疾風生命奪取×7で最大56点のバーストが期待できます。

レインボースカーレット

4拡張:コアセット/レジェフェス/タイタン/バッドランド

AAEBAfvaBQ/w4wSJ5gSy9wS4xQWv+QX8+QXt/wXYgQbKgwbQgwb1jAbzkQaLkgaRlwaAmAYAAAA=

  評価
デッキタイプ コントロール
序盤突破力 そこそこ
爆発力 普通
デッキ純度 普通
パッシブ柔軟性 高い
総合評価 強いコントロール

レインボーこと3色デスナイトは現在研究中でまだ固まったデッキがありません。
《大御所》狙いのレジェンド軸も研究されています。

【狙うパッシブ1】

《底なし沼に浮かぶもの》1/1トークンを生むため死体を量産できます。
《血の盾》ヒロパと相性がいいパッシブです。
《死骸収集》死体を追加で獲得できます

【狙うパッシブ2】

特に決まったパッシブがないのでデッキの爆発力はありません。
手札を増やす手段が多いので《エメゴ》は相性がいいです。多くのパッシブに「各ターン最初に……」という「ターン1制限」が付きましたが、エメゴのコスト削減はターン制限がありません。

実際にこのデッキで勝つことは少ないかもしれませんが、クライマックス・デスDIE爆発をタンスから引き出すには良いデッキかもしれません。

挑発ダリアス

3拡張:コアセット/リッチキング/バッドランド

AAEBAZKbBQ+BhgXEkgXMkgWlpQWu+AXKgwbQgwbejQaSjga5kQa7kQbllQaQlwbomAa/ogYAAAA=

  評価
デッキタイプ アグロ
序盤突破力 非常に低い
爆発力 非常に高い
デッキ純度 高い
パッシブ柔軟性 低い
総合評価 序盤を抜ければ強い

筆者が12勝した挑発デッキ。非常に楽しかったです。

【狙うパッシブ1】

《クリスタルジェム》が理想ですが、挑発デッキなので《防衛戦》が頻出します。

【狙うパッシブ2】

《耐久訓練》を狙うデッキです。昨今のデュエルには珍しく、挑発を常時コスト-2(下限1)してくれるので、序盤から非常に強力なテンポで相手を圧倒できます。

画像

問題は《耐久訓練》を獲得するまでの序盤3戦です。1勝するのが非常に難しいためウシ狙いの発掘カードを採用しています。

そして大盾のアスヴェドンがデュエルにおいては非常に強力です。
「心の贈り物」などのデュエル特有の強力な呪文をコピーできればその強力さを逆手に取って自分の有利を築けます(筆者は1戦目にアスヴェドンで心の贈り物をコピーして勝ちました)。

新兵テュラリオン

5拡張:コア/荒ぶる大地/ナスリア城/ダークムーン/ウンゴロ

AAEBAervAw+4xwLZxwKi3gPM6wPHoATJoATKoAS/4gTA4gTB4gTM4gSMgwWU9QWV9QW2ngYAAAA=

  評価
デッキタイプ アグロ~ミッドレンジ
序盤突破力 高い
爆発力 高い
デッキ純度 低い
パッシブ柔軟性 高い
総合評価 非常に勝率が高い

 

【狙うパッシブ1】

トークンデッキのため、この辺と相性がいいです。

【狙うパッシブ2】

新兵などを《貪欲な利得》で+2+2すると非常に強力です。
《エルーンの偶像》で愛用呪文走行騎兵を再使用し、新兵を+4+4するのも爆発力が高いです。

ドラゴンドルイドよりは爆発力は高くないですが、安定して平均以下のデッキを倒せる程度のパワーがあります。

おわりに

デュエルヒーローは19人いるため全ヒーローのデッキタイプを網羅するのは諦めました。

今回の28.0は気まぐれに作成したため今後続くかはわかりませんが、またの機会があれば会いましょう。