はじめに
こんにちは!クロムです!
これはハースストーンのプロシーンがよくわからない方向けの解説記事です。
全国1000億人のハースストーンファンの皆さん。
快挙です!
日本人HSプレイヤーGlory選手が、
2020年12月13~14日に行われた、世界からたった8人しか出場できない世界選手権において優勝しました!ドンドンパフパフーー‼
つまり!現在!Hearthstone最強と言えば?と聞かれたら真っ先に
「Glory選手」と答えられます。
なんなら日本人が日本が現在Hearthstone最強と言っても過言ではありません。
賞金は20万ドル。日本円で約2000万円です。け……桁が違う……。
めっっっっっっちゃ感動しました。私はリアルタイム(朝6時ごろ)は寝てたのでアーカイブでの追いかけ視聴でしたが、それでも涙が出ました。
もしまだ視聴されていない方がいらっしゃるなら↓のリンクから是非!大会の模様をご視聴ください。奇跡の連続です。
プロシーン解説
どのくらいすごいのかよくわからない。という方もいらっしゃるかもしれません。
私もそれほど慣れ親しんだスポーツでなければ「日本人選手が〇〇で天下取った」と言われてもヘースゴイネーと返す自信があります。
そんな方がもしこの記事に辿り着いてもらえたら、凄さがわかってもらえるように以下の簡単な図を作成しました。
世界チャンピオンになるための世界選手権に出るためには、1地域16人のグランドマスターの中から2シーズン行われるグランドマスターズで優勝しなければいけません。※中国のみ例外で中国国内のトップリーグの2名が世界選手権に出場できます。
グランドマスターになるためにはマスターズツアー等の大会賞金や大会成績といった総合成績によって運営元であるBlizzardから認定を受ける必要があります。
マスターズツアーに出場するためには以下の条件のどれかを満たす必要があります。
・対象となるマスターズ予選で優勝する
・対象となるマスターズ予選で5回トップ8に入る
・対象期間のゲーム内ランク戦で16位以上に入る
・ハースストーン・グランドマスターになる
2020年のマスターズツアーは6回開催されました。
マスターズ予選は誰でもオンラインで参加できます。
battlefyという様々なゲーム大会を運営、サポートをするサービスから大会への登録、参加が可能です。リンク→https://battlefy.com/
大会期間中は週末に1日4~6回ほど行われます。お好きな時間帯に挑戦してみるのもよいですし、一度ダメでも複数回挑戦することもできます。2020年は1ツアー90回予選が行われました。
参加可能人数は申し込み多数により、今年5月から512人→1024人に倍増しました。しかし大会によって参加人数が変動することもあるため、参加する際は注意が必要です。
今年はコロナウイルスの影響で2月1日~2月3日に行われたテキサス州アーリントン大会以外全てオンラインでのマスターズツアー開催でしたが、本来は開催地に招待されるためマスターズ予選も参加してみてはいかがでしょうか?
グランドマスターズ
現在アジア・太平洋地域のグランドマスタ―16人の内、3人が日本人選手です。
posesi選手 posesi (@posesi8) | Twitter
Alutemu選手 Machamp_HS (@Alutemu) | Twitter
Glory選手 glory (@glory__HS) | Twitter
グランドマスターズは8週間にわたって行われ、一人の優勝者を決める超長期戦です。この優勝者が世界選手権への切符を獲得できます。
シーズン1は2020年4月17日~6月7日の金曜日、土曜日、日曜日。
シーズン2は2020年8月14日~9月6日、9月18日~10月11日の金曜日、土曜日、日曜日の日程で行われました。
めちゃくちゃ長く、めちゃめちゃあります。1配信5時間以上。
週に3日配信を8週間もしたアーカイブ(24回)を今から全て見るのは恐らく無理なので、最終日の試合だけみればシーズンの大体の流れを解説してくれているので、シーズンの最終日だけ見ればいいとも思います。
特に日本人のグランドマスター3選手の活躍が見れるシーズン1の最終日は激熱です。
16人いるグランドマスターをなぎ倒してTOP4まで残った日本人3選手と
韓国の笑顔の貴公子Surrenderとの大激突は本当に手に汗握ります。
正直、この瞬間でかなり満足していました。
ハースストーンの競技シーンを見守ってきた者として
「世界選手権に日本人が行けた」
という事実だけで大宴会、お赤飯ものだったのです。
まさか!そこから!世界選手権を優勝までしてしまうとは……。
おわりに
何度も言うようですが日本人が世界王者になったのは快挙中の快挙です。
私が競技シーンを見始めたのはYoutubeで大会配信が開始された今年からなのですが、めちゃめちゃ面白くて、最後はGlory選手の優勝で締めくくられたのでもう最高でした。見続けてよかった!
ただ、過去の優勝選手も劇的な勝利ばかりだったようで、Hearthstoneの大会を見ているとものすごく名前を聞きます。特に最近の大会を優勝された
2017年のtom60229選手
2018年のHunterace選手
2019年のLiooon選手
の3選手は全世界のハースストーンプレイヤーから名前を覚えられるくらいの頂点中の頂点です。
さらに!世界選手権優勝者にはその選手を象ったカードがつくられることで有名です。
エースハンター・クリーンはまんまHunterace選手の名前ですね。
モクナサルのライオンはLiooon選手が女性ということでメスライオンのカードがつくられていますね。
いつになるかはわかりませんが”Glory”【栄光】の意味合いのカードがつくられるのがめっちゃ楽しみです!!
追記:Gloryさんの配信のなかで運営サイドの「どんなカードをつくってほしい?」という質問に対して「デーモンハンターの強いカード」と答えたようです。
↓Glory選手の配信チャンネル
https://www.twitch.tv/glory__hs
コロナの影響でオンライン開催になってしまい、広い会場での優勝の喜びやトロフィーを掲げる姿を見られなかったのが、少し……かなり……いや物凄く悔しいですが!次の機会を待ちたいと思います!
今後、コロナ禍が落ち着いた後の世界選手権で再び日本人選手が優勝することを願って!!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!